シリーズ別 ローカルAI対応表
世代やシリーズでまとめて比べたいとき用のページです。同じシリーズ内では容量の差が動くモデル数に、帯域幅の差が速度の差になります。
「RTX 40番台なら何が動くのか」「M2世代でどこまで届くのか」。世代やシリーズでまとめて把握したいときのページです。同じシリーズの中では、容量の差がそのまま動くモデル数の差になり、帯域幅の差が速度の差になります。
シリーズごとに、その世代がAI用途でどういう位置にあるか、勧めやすい構成、避けたい選び方、買うときの見どころを書いています。数値は当サイトのデータベースから計算したもので、機種ごとの詳細は各機種のページで確認できます。
| シリーズ | 機種数 | 容量の幅 | 動くモデル数の幅 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| RTX 50 | 8 | 8〜32GB | 87〜162 | NVIDIAの現行世代 |
| RTX 40 | 10 | 8〜24GB | 87〜158 | 前世代ながら中古・在庫で狙いやすい帯 |
| RTX 30 | 10 | 8〜24GB | 87〜158 | 中古市場の主力 |
| RTX 20 | 8 | 6〜12GB | 58〜100 | 中古で安く手に入る世代 |
| RTX Ada | 2 | 16〜48GB | 111〜174 | ワークステーション向け |
| RTX 50 Laptop | 5 | 8〜24GB | 87〜158 | ノート向け |
| RTX 40 Laptop | 5 | 6〜16GB | 58〜111 | ノート向けの前世代 |
| RTX 30 Laptop | 5 | 4〜16GB | 35〜111 | ノート向けの中古帯 |
| RX 6000 | 4 | 12〜16GB | 100〜111 | AMDの中古帯 |
| RX 9000 | 3 | 16〜16GB | 111〜111 | AMDの現行世代 |
| RX 7000 | 6 | 8〜24GB | 87〜158 | AMDの前世代 |
| Arc B | 2 | 10〜12GB | 92〜100 | Intelの単体GPU |
| M4 | 10 | 16〜128GB | 100〜188 | Appleの前世代主力 |
| M5 | 13 | 16〜512GB | 100〜203 | Appleの現行世代 |
| M3 | 13 | 8〜512GB | 54〜203 | M3 Ultraの256GB・512GB構成はAppleが販売終了 |
| M2 | 11 | 8〜192GB | 54〜192 | 中古で狙いやすい世代 |
| M1 | 8 | 8〜128GB | 54〜188 | 初代Apple Silicon |
| Ryzen AI Max | 3 | 32〜128GB | 158〜186 | x86で128GBのユニファイドメモリを持つ唯一のクラス |
世代で選ぶときに外しやすいこと
新しい世代ほど良い、とは限りません。AI用途で結果を決めるのは容量で、これは世代とは別の軸です。前世代の24GBカードと現行世代の12GBカードなら、VRAMに収まるモデルの大きさでは前者が勝ちます。世代の新しさは速度と電力効率を左右し、容量は可否を左右する。この2つを混ぜて考えると判断を誤ります。
同じシリーズの中でも、容量の幅が大きいことも見落とされがちです。現行のGeForce 50番台は8GBから32GBまであり、上下でできることがまったく違います。「50番台だから大丈夫」という選び方は成り立ちません。
ノート向けにいたっては、同じ型番でも別物です。デスクトップ版とはVRAMも電力枠も違い、さらに筐体によって実際の速度が変わる。当サイトではノート向けを別のシリーズとして分けて収録しています。
Apple Siliconは容量とグレードが同時に動きます。M4 Proの48GBとM4 Maxの36GBなら、動かせるモデルは前者が大きく、速度は後者が速い。どちらを取るかは、動かしたいモデルが収まるかどうかで決まります。収まらなければ速度は意味を持ちません。
収録している142機種の内訳
判定の対象にしている機種の内訳です。「補正済み」は、その機種のllama.cpp公開ベンチマークで速度の係数を合わせたもので、残りは同系統の係数を流用した推定になります。全体では142機種中71機種が補正済みです。
| 種別 | 機種数 | 容量の幅 | 補正済み |
|---|---|---|---|
| デスクトップ向けGPU | 54 | 6〜48GB | 20 |
| ノート向けGPU | 15 | 4〜24GB | 2 |
| Apple Silicon | 55 | 8〜512GB | 49 |
| APU(内蔵GPU) | 8 | 16〜128GB | 0 |
| GPUなしの構成 | 10 | 8〜128GB | 0 |
よくある誤解
「新しい世代なら前の世代より確実に良い」AI用途では容量が結果を決めるので、そうとは限りません。前世代の24GBカードと現行の12GBカードなら、動かせるモデルの大きさでは前者が勝ちます。世代は速度と電力効率を左右し、容量は可否を左右します。
「同じシリーズなら、どれを選んでも大差ない」現行のGeForce 50番台は8GBから32GBまであり、上下でできることがまったく違います。シリーズ名は判断材料になりません。見るのは容量です。
「ノート版も同じ型番なら同じ性能」別物です。VRAM容量も電力枠も違い、さらに筐体によって実際の速度が変わります。同じ「RTX 5080」でも、デスクトップ版とLaptop版は当サイトでも別機種として収録しています。
このページの使い方
シリーズのページを開くと、そのシリーズ内の全機種について動くモデル数と最大サイズが並びます。容量を一段上げると何本増えるか、代表的な5本が動くかどうかの対応表、他のシリーズとの比較もあります。
機種が決まっているなら、機種別のページのほうが詳しく出ます。逆に「この世代を買うべきか」で迷っているなら、こちらから入るほうが判断しやすいはずです。
よくある質問
世代と容量、どちらを優先すべきですか
容量です。収まらないモデルは、どれだけ新しい世代でも動きません。まず必要な容量を決め、その容量に届く選択肢の中で新しい世代を選ぶ順番になります。
中古で前世代を買うのはありですか
容量が目的ならありです。前世代の24GBカードは、現行の16GBカードと近い価格帯で流通しています。ただし消費電力と発熱は前世代のほうが大きいことが多く、電源容量とケースのエアフローを先に確認する必要があります。
ノート向けとデスクトップ向けの違いは何ですか
同じ型番でもVRAM容量と電力枠が違い、別物と考えたほうが確実です。さらにノートは筐体によって実際の速度が変わり、バッテリー駆動では電力枠が絞られます。当サイトでは別シリーズとして分けて収録しています。
自分のGPUがどのシリーズか分かりません
型番の数字で判断できます。GeForceなら「RTX 40」「RTX 50」の部分、Radeonなら「RX 7000」「RX 9000」。ノート向けは型番に「Laptop」が付きます。Macはチップ名(M1〜M5)がそのままシリーズです。
シリーズをまたいで比べたいのですが
各シリーズのページに「他のシリーズと比べる」の表があります。最上位機の容量、帯域幅、動くモデル数を並べているので、世代をまたいだ比較ができます。個別の機種同士なら、機種別のページで同じ数値を確認できます。
収録されていないシリーズがあります
主要なものから順に収録しています。機種数が2台に満たないシリーズはページを作っていませんが、個別の機種としては収録していることがあります。GPU別・Mac別・PC別の一覧から探してください。
シリーズの数字はどう更新していますか
機種のデータは新しいGPUやチップが出たときに追加し、公開ベンチマークの再取得は月次で行っています。モデル側の追加でも本数は変わるため、各ページのデータ更新日を確認してください。
同じシリーズで複数枚積むのはどうですか
容量を足す目的では有効です。ただしモデルを分割して載せることになり、カード間の通信が挟まるぶん、1枚に収まる場合より効率は落ちます。当サイトは1枚での判定なので、複数枚の構成はこの表には反映されていません。