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M5シリーズでローカルAIはどこまで動くか(2026年10月)

Appleの現行世代。Ultraの1.2TB/sはRTX 4090を超え、256GB・512GBを新品で買える唯一のMacです。当サイトの204モデルのデータベースで、シリーズ内の各機種で何本動くかを並べました。

機種メモリ帯域幅動くモデル快適に動く動く最大
Apple M5(16GB)16GB153 GB/s100 / 20445ABEJA Qwen3 14B Agentic
Apple M5(24GB)24GB153 GB/s118 / 20450North Mini Code 1.0
Apple M5 Pro(24GB)24GB307 GB/s118 / 204105North Mini Code 1.0
Apple M5(32GB)32GB153 GB/s158 / 20469Seed-OSS 36B
Apple M5 Max(36GB)36GB460 GB/s158 / 204144Seed-OSS 36B
Apple M5 Pro(48GB)48GB307 GB/s163 / 204117Kimi Linear 48B-A3B
Apple M5 Max(48GB)48GB614 GB/s163 / 204132Kimi Linear 48B-A3B
Apple M5 Pro(64GB)64GB307 GB/s174 / 204120Hunyuan-A13B 80B
Apple M5 Max(64GB)64GB614 GB/s174 / 204135Hunyuan-A13B 80B
Apple M5 Ultra(96GB)96GB1228 GB/s184 / 204161Ling 3.0 flash
Apple M5 Max(128GB)128GB614 GB/s188 / 204145Step-3.7-Flash
Apple M5 Ultra(256GB)256GB1228 GB/s198 / 204173Qwen3.5 397B-A17B
Apple M5 Ultra(512GB)512GB1228 GB/s203 / 204172GLM-5.3

M5をAI用途で見ると

Appleの最新世代です。GPUコアに行列演算用の回路が入り、推論の中でも計算量が支配的な処理では前世代より伸びます。ただしローカルLLMの生成速度を決めるのは今もメモリ帯域幅なので、体感の差は帯域幅の差に近くなります。

無印・Pro・Maxのどれを選ぶかより、ユニファイドメモリを何GBにするかのほうが結果を左右します。あとから増設できないので、購入時に上乗せしておく判断が効きます。

容量を一段上げると何本増えるか

このシリーズの中で、ユニファイドメモリの容量ごとに4bit以上で動くモデル数がどう変わるかです。同じ容量の機種が複数ある場合は、最も多く動く機種の値を採っています。

容量4bit以上で動く一段下との差その容量で動く最大のモデル
16GB100 / 204—ABEJA Qwen3 14B Agentic(14.77B)
24GB118 / 204+18本North Mini Code 1.0(30.48B)
32GB158 / 204+40本Seed-OSS 36B(36.15B)
36GB158 / 204変わらずSeed-OSS 36B(36.15B)
48GB163 / 204+5本Kimi Linear 48B-A3B(49.12B)
64GB174 / 204+11本Hunyuan-A13B 80B(80.39B)
96GB184 / 204+10本Ling 3.0 flash(127.49B)
128GB188 / 204+4本Step-3.7-Flash(196.96B)
256GB198 / 204+10本Qwen3.5 397B-A17B(396.35B)
512GB203 / 204+5本GLM-5.3(753.86B)

差がいちばん大きいのは24GBから32GBへの一段で、ここで40本増えます。予算を積む余地があるなら、この段を越えられるかどうかが分かれ目です。

このシリーズで勧めやすい構成

M5 Pro・ユニファイドメモリ48GBが、この世代では勧めやすい位置です。OSのぶんを引いた実効36GBに、4bit以上の軽さで163本が収まり、そのうち117本が快適に動く判定です。

帯域幅307GB/sなので、30B台のMoE型なら待たされる場面は少なくなります。同じ48GBでもM5 Maxは614GB/sで、収まる本数は変わらないまま、快適に動くものが132本に増えます。容量を取るか帯域幅を取るかは、動かしたいモデルの必要メモリから逆に決めましょう。

避けたい選び方

「Maxなら614GB/s」と思って選ぶと外れる構成があります。M5 Maxは36GB構成だけ460GB/sで、48GB以上とは別物。この構成は快適に動くものが144本と多い一方、収まる本数は158本でM5 Pro 48GBの163本に届きません。

上下ではなく、速度と容量のどちらを取るかの話です。無印の32GBも同じ158本ですが、153GB/sなので快適に動くのは69本。本数だけを並べて決めると、待ち時間を見誤ります。

買うときの見どころ

新品で256GB・512GBを選べるのは、いまのところこの世代だけです。メモリに収まるモデルはM5 Ultraの96GBで184本、256GBで198本。増えるのは超大型のモデルだけで、それを使うかどうかが判断の分かれ目になります。発売から間もない構成は当サイトも公開ベンチマークを拾えておらず、表で「推定」と出ている速度は実機で上下します。

このシリーズで何ができるか

手元で動かすAIの用途ごとに、このシリーズの何機種が要件を満たすかです。クラウドで動くAI(ChatGPT・Claude・Gemini)はどの機種でも使えるので含めていません。

用途必要な容量このシリーズでは
Stable Diffusion / SDXL統合32GBCUDA前提のツールが多く不向き
FLUX / 高品質画像生成統合32GBCUDA前提のツールが多く不向き
動画生成AI(Wan / Hunyuan / LTX)統合64GBCUDA前提のツールが多く不向き
ローカルLLM(8Bクラス)統合16GB13機種(最小はApple M5(16GB))
ローカルLLM(27〜32Bクラス)統合34GB9機種(最小はApple M5 Max(36GB))
ローカルLLM(70B〜120B MoE)統合64GB6機種(最小はApple M5 Pro(64GB))
文字起こし(Whisper)統合16GB13機種(最小はApple M5(16GB))

速度の数字をどれだけ信用してよいか

このシリーズの13機種のうち、llama.cppの公開ベンチマークで速度を補正できているのは7機種です。残りは同系統の係数を流用した推定で、表では「補正済み」「推定」の印で区別しています。帯域幅は153〜1228GB/sの幅があり、上下で約8.0倍。同じモデルを載せたときの生成速度も、おおむねこの比に沿って開きます。

買う前に確認すること: 発売から間もない機種は、当サイトも公開ベンチマークを拾えていないことがあります。表の速度が「推定」と表示されている場合は、実機ではその前後にぶれます。

量子化を落とすと、どこまで動くか

このシリーズの上位機(Apple M5 Ultra(512GB)・ユニファイドメモリ512GB)で、標準の4bitでは溢れるものの、より小さい量子化にすれば収まるモデルです。2本あり、最大はMistral Large 3 675B(673.42B)。ファイルが小さくなるぶん回答の品質は少し落ちますが、CPUオフロードで待たされるよりは実用的なことが多い選択肢です。

モデルパラメータ落とすなら必要推定速度
Mistral Large 3 675B673.42B4bit(IQ4_XS)347GB約20 tok/s推定
RakutenAI-3.0 671B-A37B671.03B4bit(MXFP4 MoE)352GB約20 tok/s推定

収録している204モデルは、すべてこの機種に収まります。

同じ容量を別の系統で買うなら

ユニファイドメモリ512GBという容量は、他の系統でも手に入ります。動くモデルは同じで、差が出るのは速度と、CUDAが要るツールを使えるかどうかです。

機種シリーズ帯域幅この機種比
Apple M3 Ultra(512GB)M3800 GB/s0.65倍

このシリーズの選びどころ

入口: Apple M5(16GB)(16GB)で100モデル。バランス: Apple M5 Pro(48GB)(48GB)で163モデル、その中で快適に動くのは117本。上限: Apple M5 Ultra(512GB)(512GB)で203モデル。Macはメモリを後から増やせないため、購入時の容量がそのまま寿命になります。

代表的なモデルが動くか

よく使われる5本について、シリーズ内の各機種で4bit以上の量子化がメモリに収まるかどうかです。◯は収まる、△は量子化を落とせば収まる、×は収まりません。速度は推定値です。

機種Qwen3 8B
8.19B
Gemma 3 12B
11.77B
Gemma 3 27B
27.01B
gpt-oss-20b
20.91B
Llama 3.3 70B
70.55B
Apple M5(16GB)◯
14 tok/s
◯
13 tok/s
△
13 tok/s
××
Apple M5(24GB)◯
14 tok/s
◯
10 tok/s
◯
8.5 tok/s
◯
36 tok/s
×
Apple M5 Pro(24GB)◯
30 tok/s
◯
22 tok/s
◯
18 tok/s
◯
77 tok/s
×
Apple M5(32GB)◯
14 tok/s
◯
10 tok/s
◯
6.5 tok/s
◯
36 tok/s
×
Apple M5 Max(36GB)◯
47 tok/s
◯
34 tok/s
◯
19 tok/s
◯
120 tok/s
×
Apple M5 Pro(48GB)◯
30 tok/s
◯
22 tok/s
◯
9.5 tok/s
◯
77 tok/s
△
7.8 tok/s
Apple M5 Max(48GB)◯
54 tok/s
◯
39 tok/s
◯
17 tok/s
◯
140 tok/s
△
14 tok/s
Apple M5 Pro(64GB)◯
30 tok/s
◯
22 tok/s
◯
9.5 tok/s
◯
77 tok/s
◯
6.4 tok/s
Apple M5 Max(64GB)◯
54 tok/s
◯
39 tok/s
◯
17 tok/s
◯
140 tok/s
◯
11 tok/s
Apple M5 Ultra(96GB)◯
76 tok/s
◯
54 tok/s
◯
24 tok/s
◯
190 tok/s
◯
12 tok/s
Apple M5 Max(128GB)◯
54 tok/s
◯
39 tok/s
◯
17 tok/s
◯
140 tok/s
◯
6.6 tok/s
Apple M5 Ultra(256GB)◯
76 tok/s
◯
54 tok/s
◯
24 tok/s
◯
190 tok/s
◯
9.2 tok/s
Apple M5 Ultra(512GB)◯
76 tok/s
◯
54 tok/s
◯
24 tok/s
◯
190 tok/s
◯
9.2 tok/s

容量ごとの詳細

他のシリーズと比べる

シリーズ最上位の機種容量帯域幅動くモデル
M5(このページ)Apple M5 Ultra(512GB)512GB1228 GB/s203
M4Apple M4 Max(128GB)128GB546 GB/s188
M3Apple M3 Ultra(512GB)512GB800 GB/s203
M2Apple M2 Ultra(192GB)192GB800 GB/s192
M1Apple M1 Ultra(128GB)128GB800 GB/s188

よくある質問

M5シリーズでAI用途に選ぶならどれ?

ユニファイドメモリの容量で決まります。当サイトのデータでは、Apple M5 Pro(48GB)が163モデル(その中で快適に動くのは117本)で、容量あたりの選択肢が広い位置です。Apple M5 Ultra(512GB)なら203モデルまで広がります。

M5で動く最大のモデルは?

Apple M5 Ultra(512GB)でGLM-5.3(753.86B)まで4bitで動きます。

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