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M3シリーズでローカルAIはどこまで動くか(2026年10月)

M3 Ultraの256GB・512GB構成はAppleが販売終了。持っている人向けの世代になりました。当サイトの204モデルのデータベースで、シリーズ内の各機種で何本動くかを並べました。

機種メモリ帯域幅動くモデル快適に動く動く最大
Apple M3(8GB)8GB100 GB/s54 / 20435LFM2.5 8B-A1B
Apple M3(16GB)16GB100 GB/s100 / 20430ABEJA Qwen3 14B Agentic
Apple M3 Pro(18GB)18GB150 GB/s100 / 20445ABEJA Qwen3 14B Agentic
Apple M3(24GB)24GB100 GB/s118 / 20434North Mini Code 1.0
Apple M3 Pro(36GB)36GB150 GB/s158 / 20467Seed-OSS 36B
Apple M3 Max(36GB)36GB300 GB/s158 / 204111Seed-OSS 36B
Apple M3 Max(48GB)48GB400 GB/s163 / 204118Kimi Linear 48B-A3B
Apple M3 Max(64GB)64GB400 GB/s174 / 204121Hunyuan-A13B 80B
Apple M3 Max(96GB)96GB300 GB/s184 / 204119Ling 3.0 flash
Apple M3 Ultra(96GB)96GB800 GB/s184 / 204138Ling 3.0 flash
Apple M3 Max(128GB)128GB400 GB/s188 / 204128Step-3.7-Flash
Apple M3 Ultra(256GB)256GB800 GB/s198 / 204145Qwen3.5 397B-A17B
Apple M3 Ultra(512GB)512GB800 GB/s203 / 204143GLM-5.3

M3をAI用途で見ると

ひとつ前の世代です。この世代のUltraには256GB・512GBという構成があり、個人が現実的に買える範囲では最大級のユニファイドメモリになります。大型のMoEモデルをメモリに丸ごと載せたい人が今も指名で選ぶ理由がここにあります。

大容量が目的ならUltra、それ以外なら中古価格と新しい世代を比べる判断になります。Maxの帯域幅は今も十分に速い部類です。

容量を一段上げると何本増えるか

このシリーズの中で、ユニファイドメモリの容量ごとに4bit以上で動くモデル数がどう変わるかです。同じ容量の機種が複数ある場合は、最も多く動く機種の値を採っています。

容量4bit以上で動く一段下との差その容量で動く最大のモデル
8GB54 / 204—LFM2.5 8B-A1B(8.47B)
16GB100 / 204+46本ABEJA Qwen3 14B Agentic(14.77B)
18GB100 / 204変わらずABEJA Qwen3 14B Agentic(14.77B)
24GB118 / 204+18本North Mini Code 1.0(30.48B)
36GB158 / 204+40本Seed-OSS 36B(36.15B)
48GB163 / 204+5本Kimi Linear 48B-A3B(49.12B)
64GB174 / 204+11本Hunyuan-A13B 80B(80.39B)
96GB184 / 204+10本Ling 3.0 flash(127.49B)
128GB188 / 204+4本Step-3.7-Flash(196.96B)
256GB198 / 204+10本Qwen3.5 397B-A17B(396.35B)
512GB203 / 204+5本GLM-5.3(753.86B)

差がいちばん大きいのは8GBから16GBへの一段で、ここで46本増えます。予算を積む余地があるなら、この段を越えられるかどうかが分かれ目です。

このシリーズで勧めやすい構成

M3 Ultraの256GB・512GB構成が、このシリーズを指名で選ぶ理由でした。ただし2026年にAppleが両構成の販売を終了し、新品はM3 Ultra 96GBまでです。すでに持っている人にとっては、帯域800GB/sで大型のMoEモデルをメモリに丸ごと載せられる資産のままです。ここまでの容量を求めないなら、Maxの64〜128GB構成でも十分に速く動きます。

避けたい選び方

大容量が目的でないのに、世代だけでこの世代を選ぶ理由は薄くなりました。同じ容量なら新しい世代のほうが帯域幅で有利です。容量が要るのか、速度が要るのかを先に決めましょう。

買うときの見どころ

大容量構成は中古でも高価です。動かしたいモデルが本当にその容量を必要とするかを、モデル別ページの必要メモリで確認してから決めるほうが後悔がありません。Mac Studioは常時稼働のサーバとしても扱いやすい筐体です。

このシリーズで何ができるか

手元で動かすAIの用途ごとに、このシリーズの何機種が要件を満たすかです。クラウドで動くAI(ChatGPT・Claude・Gemini)はどの機種でも使えるので含めていません。

用途必要な容量このシリーズでは
Stable Diffusion / SDXL統合32GBCUDA前提のツールが多く不向き
FLUX / 高品質画像生成統合32GBCUDA前提のツールが多く不向き
動画生成AI(Wan / Hunyuan / LTX)統合64GBCUDA前提のツールが多く不向き
ローカルLLM(8Bクラス)統合16GB12機種(最小はApple M3(16GB))
ローカルLLM(27〜32Bクラス)統合34GB9機種(最小はApple M3 Pro(36GB))
ローカルLLM(70B〜120B MoE)統合64GB6機種(最小はApple M3 Max(64GB))
文字起こし(Whisper)統合16GB12機種(最小はApple M3(16GB))

速度の数字をどれだけ信用してよいか

このシリーズの13機種のうち、llama.cppの公開ベンチマークで速度を補正できているのは13機種です。残りは同系統の係数を流用した推定で、表では「補正済み」「推定」の印で区別しています。帯域幅は100〜800GB/sの幅があり、上下で約8.0倍。同じモデルを載せたときの生成速度も、おおむねこの比に沿って開きます。

買う前に確認すること: 大容量構成は中古でも高価です。動かしたいモデルが本当にその容量を必要とするか、当サイトのモデル別ページで必要メモリを確認してから決めてください。

量子化を落とすと、どこまで動くか

このシリーズの上位機(Apple M3 Ultra(512GB)・ユニファイドメモリ512GB)で、標準の4bitでは溢れるものの、より小さい量子化にすれば収まるモデルです。2本あり、最大はMistral Large 3 675B(673.42B)。ファイルが小さくなるぶん回答の品質は少し落ちますが、CPUオフロードで待たされるよりは実用的なことが多い選択肢です。

モデルパラメータ落とすなら必要推定速度
Mistral Large 3 675B673.42B4bit(IQ4_XS)347GB約13 tok/s補正済み
RakutenAI-3.0 671B-A37B671.03B4bit(MXFP4 MoE)352GB約13 tok/s補正済み

収録している204モデルは、すべてこの機種に収まります。

同じ容量を別の系統で買うなら

ユニファイドメモリ512GBという容量は、他の系統でも手に入ります。動くモデルは同じで、差が出るのは速度と、CUDAが要るツールを使えるかどうかです。

機種シリーズ帯域幅この機種比
Apple M5 Ultra(512GB)M51228 GB/s1.53倍

このシリーズの選びどころ

入口: Apple M3(8GB)(8GB)で54モデル。バランス: Apple M3 Max(48GB)(48GB)で163モデル、その中で快適に動くのは118本。上限: Apple M3 Ultra(512GB)(512GB)で203モデル。Macはメモリを後から増やせないため、購入時の容量がそのまま寿命になります。

代表的なモデルが動くか

よく使われる5本について、シリーズ内の各機種で4bit以上の量子化がメモリに収まるかどうかです。◯は収まる、△は量子化を落とせば収まる、×は収まりません。速度は推定値です。

機種Qwen3 8B
8.19B
Gemma 3 12B
11.77B
Gemma 3 27B
27.01B
gpt-oss-20b
20.91B
Llama 3.3 70B
70.55B
Apple M3(8GB)△
19 tok/s
××××
Apple M3(16GB)◯
9.1 tok/s
◯
8.4 tok/s
△
8.4 tok/s
××
Apple M3 Pro(18GB)◯
14 tok/s
◯
12 tok/s
△
11 tok/s
××
Apple M3(24GB)◯
9.1 tok/s
◯
6.5 tok/s
◯
5.5 tok/s
◯
23 tok/s
×
Apple M3 Pro(36GB)◯
14 tok/s
◯
9.7 tok/s
◯
5.5 tok/s
◯
34 tok/s
×
Apple M3 Max(36GB)◯
26 tok/s
◯
19 tok/s
◯
11 tok/s
◯
67 tok/s
×
Apple M3 Max(48GB)◯
33 tok/s
◯
24 tok/s
◯
11 tok/s
◯
84 tok/s
△
8.6 tok/s
Apple M3 Max(64GB)◯
33 tok/s
◯
24 tok/s
◯
11 tok/s
◯
84 tok/s
◯
7.0 tok/s
Apple M3 Max(96GB)◯
26 tok/s
◯
19 tok/s
◯
8.4 tok/s
◯
67 tok/s
◯
4.1 tok/s
Apple M3 Ultra(96GB)◯
49 tok/s
◯
35 tok/s
◯
16 tok/s
◯
130 tok/s
◯
7.7 tok/s
Apple M3 Max(128GB)◯
33 tok/s
◯
24 tok/s
◯
11 tok/s
◯
84 tok/s
◯
4.0 tok/s
Apple M3 Ultra(256GB)◯
49 tok/s
◯
35 tok/s
◯
16 tok/s
◯
130 tok/s
◯
6.0 tok/s
Apple M3 Ultra(512GB)◯
49 tok/s
◯
35 tok/s
◯
16 tok/s
◯
130 tok/s
◯
6.0 tok/s

容量ごとの詳細

他のシリーズと比べる

シリーズ最上位の機種容量帯域幅動くモデル
M3(このページ)Apple M3 Ultra(512GB)512GB800 GB/s203
M4Apple M4 Max(128GB)128GB546 GB/s188
M5Apple M5 Ultra(512GB)512GB1228 GB/s203
M2Apple M2 Ultra(192GB)192GB800 GB/s192
M1Apple M1 Ultra(128GB)128GB800 GB/s188

よくある質問

M3シリーズでAI用途に選ぶならどれ?

ユニファイドメモリの容量で決まります。当サイトのデータでは、Apple M3 Max(48GB)が163モデル(その中で快適に動くのは118本)で、容量あたりの選択肢が広い位置です。Apple M3 Ultra(512GB)なら203モデルまで広がります。

M3で動く最大のモデルは?

Apple M3 Ultra(512GB)でGLM-5.3(753.86B)まで4bitで動きます。

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