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RTX 40シリーズでローカルAIはどこまで動くか(2026年10月)

前世代ながら中古・在庫で狙いやすい帯。RTX 4090の24GBはいまも上位です。当サイトの204モデルのデータベースで、シリーズ内の各機種で何本動くかを並べました。

機種VRAM帯域幅動くモデル快適に動く動く最大
GeForce RTX 40608GB272 GB/s87 / 20487Nemotron Nano 12B v2
GeForce RTX 4060 Ti 8GB8GB288 GB/s87 / 20487Nemotron Nano 12B v2
GeForce RTX 407012GB504 GB/s100 / 204100ABEJA Qwen3 14B Agentic
GeForce RTX 4070 SUPER12GB504 GB/s100 / 204100ABEJA Qwen3 14B Agentic
GeForce RTX 4070 Ti12GB504 GB/s100 / 204100ABEJA Qwen3 14B Agentic
GeForce RTX 4060 Ti 16GB16GB288 GB/s111 / 20487Qwen3.8 27B
GeForce RTX 4070 Ti SUPER16GB672 GB/s111 / 204111Qwen3.8 27B
GeForce RTX 408016GB717 GB/s111 / 204111Qwen3.8 27B
GeForce RTX 4080 SUPER16GB736 GB/s111 / 204111Qwen3.8 27B
GeForce RTX 409024GB1008 GB/s158 / 204158Seed-OSS 36B

RTX 40をAI用途で見ると

前世代ですが、AI用途では今も現実的な選択肢です。とくに4090の24GBは、単体GPUで30Bクラスを4bitで丸ごと載せられる下限に当たり、中古価格が下がりきらない理由になっています。4060 Tiの16GB版は、速度を捨てて容量を取る割り切った選び方ができます。

速度が要るなら4080以上、容量が要るなら4060 Ti 16GBか4090。中間の4070系は12GBで、14Bクラスまでという線引きになります。

容量を一段上げると何本増えるか

このシリーズの中で、VRAMの容量ごとに4bit以上で動くモデル数がどう変わるかです。同じ容量の機種が複数ある場合は、最も多く動く機種の値を採っています。

容量4bit以上で動く一段下との差その容量で動く最大のモデル
8GB87 / 204—Nemotron Nano 12B v2(12.31B)
12GB100 / 204+13本ABEJA Qwen3 14B Agentic(14.77B)
16GB111 / 204+11本Qwen3.8 27B(27.32B)
24GB158 / 204+47本Seed-OSS 36B(36.15B)

差がいちばん大きいのは16GBから24GBへの一段で、ここで47本増えます。予算を積む余地があるなら、この段を越えられるかどうかが分かれ目です。

このシリーズで勧めやすい構成

4090(24GB)が今も指名で選ばれ続けています。30Bクラスを4bitでVRAMに丸ごと載せられる下限であり、画像も動画もひととおり回る。予算を抑えるなら4060 Ti 16GB版で、速度を捨てて容量を取る割り切りが成立します。中間の4070系は12GBで、14Bクラスまでという線引きです。

避けたい選び方

「上位モデルだから安心」と4080(16GB)を選ぶと、容量では4060 Ti 16GB版と同じ土俵に立ちます。速度は確かに速いものの、VRAMに載るモデルの大きさは変わりません。ローカルLLMが主目的なら、その差額を24GBに届く選択肢へ回すほうが結果につながります。

買うときの見どころ

マイニング利用歴とファンの状態を見ます。長時間フル稼働させる用途なら、購入後にサーマルパッドとグリスを入れ替える前提で予算を組んでおくと安全です。4090は補助電源コネクタの焼損事例が知られているので、ケーブルの差し込みが奥まで入るかを必ず確かめましょう。

このシリーズで何ができるか

手元で動かすAIの用途ごとに、このシリーズの何機種が要件を満たすかです。クラウドで動くAI(ChatGPT・Claude・Gemini)はどの機種でも使えるので含めていません。

用途必要な容量このシリーズでは
Stable Diffusion / SDXLVRAM 12GB8機種(最小はGeForce RTX 4070)
FLUX / 高品質画像生成VRAM 16GB5機種(最小はGeForce RTX 4060 Ti 16GB)
動画生成AI(Wan / Hunyuan / LTX)VRAM 24GB1機種(最小はGeForce RTX 4090)
ローカルLLM(8Bクラス)VRAM 8GB10機種(最小はGeForce RTX 4060)
ローカルLLM(27〜32Bクラス)VRAM 24GB1機種(最小はGeForce RTX 4090)
ローカルLLM(70B〜120B MoE)VRAM 40GBこのシリーズでは容量が足りない
文字起こし(Whisper)VRAM 6GB10機種(最小はGeForce RTX 4060)

速度の数字をどれだけ信用してよいか

このシリーズの10機種のうち、llama.cppの公開ベンチマークで速度を補正できているのは5機種です。残りは同系統の係数を流用した推定で、表では「補正済み」「推定」の印で区別しています。帯域幅は272〜1008GB/sの幅があり、上下で約3.7倍。同じモデルを載せたときの生成速度も、おおむねこの比に沿って開きます。

買う前に確認すること: 中古で買うならマイニング利用歴とファンの状態。長時間フル稼働させる用途では、購入後にサーマルパッドとグリスを見直す前提で予算を組んでおくと安全です。

量子化を落とすと、どこまで動くか

このシリーズの上位機(GeForce RTX 4090・VRAM24GB)で、標準の4bitでは溢れるものの、より小さい量子化にすれば収まるモデルです。4本あり、最大はKimi Linear 48B-A3B(49.12B)。ファイルが小さくなるぶん回答の品質は少し落ちますが、CPUオフロードで待たされるよりは実用的なことが多い選択肢です。

モデルパラメータ落とすなら必要推定速度
Kimi Linear 48B-A3B49.12B3bit(Q3_K_M)22GB約300 tok/s補正済み
Tanuki-8x8B46.97B3bit(Q3_K_M)23GB約63 tok/s補正済み
RakutenAI-2.0 8x7B46.83B3bit(Q3_K_M)23GB約63 tok/s補正済み
Mixtral 8x7B46.7B3bit(Q3_K_M)23GB約63 tok/s補正済み

それでも収まらないモデルのうち、いちばん惜しいのはQwen3-Next 80B-A3Bで、VRAMがあと約24GB足りません。ここから先は、容量の大きい機種に替えるか、システムメモリへのオフロードを受け入れるかの判断になります。

同じ容量を別の系統で買うなら

VRAM24GBという容量は、他の系統でも手に入ります。動くモデルは同じで、差が出るのは速度と、CUDAが要るツールを使えるかどうかです。

機種シリーズ帯域幅この機種比
GeForce RTX 3090 TiRTX 301008 GB/s1.00倍
Radeon RX 7900 XTXRX 7000960 GB/s0.95倍
GeForce RTX 3090RTX 30936 GB/s0.93倍
GeForce RTX 5090 LaptopRTX 50 Laptop896 GB/s0.89倍

このシリーズの選びどころ

入口: GeForce RTX 4060(8GB)で87モデル。バランス: GeForce RTX 4060 Ti 16GB(16GB)で111モデル、その中で快適に動くのは87本。上限: GeForce RTX 4090(24GB)で158モデル。同じシリーズ内では容量の差がそのまま動くモデル数の差になり、帯域幅の差は速度に効きます。

代表的なモデルが動くか

よく使われる5本について、シリーズ内の各機種で4bit以上の量子化がメモリに収まるかどうかです。◯は収まる、△は量子化を落とせば収まる、×は収まりません。速度は推定値です。

機種Qwen3 8B
8.19B
Gemma 3 12B
11.77B
Gemma 3 27B
27.01B
gpt-oss-20b
20.91B
Llama 3.3 70B
70.55B
GeForce RTX 4060◯
31 tok/s
△
31 tok/s
×××
GeForce RTX 4060 Ti 8GB◯
38 tok/s
△
38 tok/s
×××
GeForce RTX 4070◯
39 tok/s
◯
36 tok/s
△
36 tok/s
××
GeForce RTX 4070 SUPER◯
39 tok/s
◯
36 tok/s
△
36 tok/s
××
GeForce RTX 4070 Ti◯
39 tok/s
◯
36 tok/s
△
36 tok/s
××
GeForce RTX 4060 Ti 16GB◯
22 tok/s
◯
16 tok/s
△
15 tok/s
◯
57 tok/s
×
GeForce RTX 4070 Ti SUPER◯
54 tok/s
◯
39 tok/s
△
36 tok/s
◯
140 tok/s
×
GeForce RTX 4080◯
59 tok/s
◯
42 tok/s
△
39 tok/s
◯
150 tok/s
×
GeForce RTX 4080 SUPER◯
61 tok/s
◯
44 tok/s
△
41 tok/s
◯
160 tok/s
×
GeForce RTX 4090◯
76 tok/s
◯
55 tok/s
◯
31 tok/s
◯
200 tok/s
×

容量ごとの詳細

他のシリーズと比べる

シリーズ最上位の機種容量帯域幅動くモデル
RTX 40(このページ)GeForce RTX 409024GB1008 GB/s158
RTX 50GeForce RTX 509032GB1792 GB/s162
RTX 30GeForce RTX 309024GB936 GB/s158
RTX 20GeForce RTX 2060 12GB12GB336 GB/s100
RTX AdaRTX 6000 Ada48GB960 GB/s174
RTX 50 LaptopGeForce RTX 5090 Laptop24GB896 GB/s158
RTX 40 LaptopGeForce RTX 4090 Laptop16GB576 GB/s111

よくある質問

RTX 40シリーズでAI用途に選ぶならどれ?

VRAMの容量で決まります。当サイトのデータでは、GeForce RTX 4060 Ti 16GBが111モデル(その中で快適に動くのは87本)で、容量あたりの選択肢が広い位置です。GeForce RTX 4090なら158モデルまで広がります。

RTX 40で動く最大のモデルは?

GeForce RTX 4090でSeed-OSS 36B(36.15B)まで4bitで動きます。

同じ型番でVRAM容量が違うことはありますか?

あります。RTX 4060 Tiは8GB版と16GB版、RTX 3080は10GB版と12GB版があり、AI用途では別物として扱う必要があります。購入時は型番の末尾の容量まで確認してください。

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