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RTX 30シリーズでローカルAIはどこまで動くか(2026年10月)

中古市場の主力。RTX 3090の24GBはローカルLLM用途で今も現役です。当サイトの204モデルのデータベースで、シリーズ内の各機種で何本動くかを並べました。

機種VRAM帯域幅動くモデル快適に動く動く最大
GeForce RTX 3050 8GB8GB224 GB/s87 / 20487Nemotron Nano 12B v2
GeForce RTX 3060 Ti8GB448 GB/s87 / 20487Nemotron Nano 12B v2
GeForce RTX 30708GB448 GB/s87 / 20487Nemotron Nano 12B v2
GeForce RTX 3070 Ti8GB608 GB/s87 / 20487Nemotron Nano 12B v2
GeForce RTX 3080 10GB10GB760 GB/s92 / 20492Ministral 3 14B
GeForce RTX 3060 12GB12GB360 GB/s100 / 204100ABEJA Qwen3 14B Agentic
GeForce RTX 3080 12GB12GB912 GB/s100 / 204100ABEJA Qwen3 14B Agentic
GeForce RTX 3080 Ti12GB912 GB/s100 / 204100ABEJA Qwen3 14B Agentic
GeForce RTX 309024GB936 GB/s158 / 204158Seed-OSS 36B
GeForce RTX 3090 Ti24GB1008 GB/s158 / 204158Seed-OSS 36B

RTX 30をAI用途で見ると

中古市場の主力です。AI用途で名前が挙がり続けているのは3090で、24GBという容量が今の30Bクラスにちょうど噛み合っています。3060の12GB版も、価格に対して容量が大きく、入門機として長く使われています。

3090(24GB)か3060 12GB、この二択がAI用途での実質的な選択肢です。3070・3080の8〜10GBは、容量の面で早く頭打ちになります。

容量を一段上げると何本増えるか

このシリーズの中で、VRAMの容量ごとに4bit以上で動くモデル数がどう変わるかです。同じ容量の機種が複数ある場合は、最も多く動く機種の値を採っています。

容量4bit以上で動く一段下との差その容量で動く最大のモデル
8GB87 / 204—Nemotron Nano 12B v2(12.31B)
10GB92 / 204+5本Ministral 3 14B(13.51B)
12GB100 / 204+8本ABEJA Qwen3 14B Agentic(14.77B)
24GB158 / 204+58本Seed-OSS 36B(36.15B)

差がいちばん大きいのは12GBから24GBへの一段で、ここで58本増えます。予算を積む余地があるなら、この段を越えられるかどうかが分かれ目です。

このシリーズで勧めやすい構成

3090(24GB)と3060 12GB版、この二択がAI用途での実質的な選択肢です。3090は30Bクラスに手が届き、3060 12GBは価格に対する容量が大きい。中古価格を含めて考えると、この世代は今も費用対効果の面で無視できない世代です。

避けたい選び方

3070や3080の8〜10GB版は、性能の割に早く頭打ちになります。ゲーム用途では今も十分に速いのに、AI用途では容量で止まる。「性能が高いから大丈夫」という判断が最も外れやすいのが、この2機種です。

買うときの見どころ

3090はGDDR6Xの発熱が大きく、基板裏のメモリが特に熱を持ちます。ケースのエアフローを確保できないなら、長時間の推論には向きません。システム全体で750W以上の電源が要り、中古で本体だけ安く買っても、電源とケースで追加費用が出ることがあります。

このシリーズで何ができるか

手元で動かすAIの用途ごとに、このシリーズの何機種が要件を満たすかです。クラウドで動くAI(ChatGPT・Claude・Gemini)はどの機種でも使えるので含めていません。

用途必要な容量このシリーズでは
Stable Diffusion / SDXLVRAM 12GB5機種(最小はGeForce RTX 3060 12GB)
FLUX / 高品質画像生成VRAM 16GB2機種(最小はGeForce RTX 3090)
動画生成AI(Wan / Hunyuan / LTX)VRAM 24GB2機種(最小はGeForce RTX 3090)
ローカルLLM(8Bクラス)VRAM 8GB10機種(最小はGeForce RTX 3050 8GB)
ローカルLLM(27〜32Bクラス)VRAM 24GB2機種(最小はGeForce RTX 3090)
ローカルLLM(70B〜120B MoE)VRAM 40GBこのシリーズでは容量が足りない
文字起こし(Whisper)VRAM 6GB10機種(最小はGeForce RTX 3050 8GB)

速度の数字をどれだけ信用してよいか

このシリーズの10機種のうち、llama.cppの公開ベンチマークで速度を補正できているのは4機種です。残りは同系統の係数を流用した推定で、表では「補正済み」「推定」の印で区別しています。帯域幅は224〜1008GB/sの幅があり、上下で約4.5倍。同じモデルを載せたときの生成速度も、おおむねこの比に沿って開きます。

買う前に確認すること: 3090はGDDR6Xの発熱が大きく、基板裏のメモリが特に熱を持ちます。ケースのエアフローを確保できないなら、長時間の推論には向きません。中古なら消費電力にも注意で、システム全体で750W以上の電源が要ります。

量子化を落とすと、どこまで動くか

このシリーズの上位機(GeForce RTX 3090 Ti・VRAM24GB)で、標準の4bitでは溢れるものの、より小さい量子化にすれば収まるモデルです。4本あり、最大はKimi Linear 48B-A3B(49.12B)。ファイルが小さくなるぶん回答の品質は少し落ちますが、CPUオフロードで待たされるよりは実用的なことが多い選択肢です。

モデルパラメータ落とすなら必要推定速度
Kimi Linear 48B-A3B49.12B3bit(Q3_K_M)22GB約270 tok/s補正済み
Tanuki-8x8B46.97B3bit(Q3_K_M)23GB約58 tok/s補正済み
RakutenAI-2.0 8x7B46.83B3bit(Q3_K_M)23GB約58 tok/s補正済み
Mixtral 8x7B46.7B3bit(Q3_K_M)23GB約58 tok/s補正済み

それでも収まらないモデルのうち、いちばん惜しいのはQwen3-Next 80B-A3Bで、VRAMがあと約24GB足りません。ここから先は、容量の大きい機種に替えるか、システムメモリへのオフロードを受け入れるかの判断になります。

同じ容量を別の系統で買うなら

VRAM24GBという容量は、他の系統でも手に入ります。動くモデルは同じで、差が出るのは速度と、CUDAが要るツールを使えるかどうかです。

機種シリーズ帯域幅この機種比
GeForce RTX 4090RTX 401008 GB/s1.00倍
Radeon RX 7900 XTXRX 7000960 GB/s0.95倍
GeForce RTX 5090 LaptopRTX 50 Laptop896 GB/s0.89倍

このシリーズの選びどころ

入口: GeForce RTX 3050 8GB(8GB)で87モデル。バランス: GeForce RTX 3090(24GB)で158モデル、その中で快適に動くのは158本。上限: GeForce RTX 3090 Ti(24GB)で158モデル。同じシリーズ内では容量の差がそのまま動くモデル数の差になり、帯域幅の差は速度に効きます。

代表的なモデルが動くか

よく使われる5本について、シリーズ内の各機種で4bit以上の量子化がメモリに収まるかどうかです。◯は収まる、△は量子化を落とせば収まる、×は収まりません。速度は推定値です。

機種Qwen3 8B
8.19B
Gemma 3 12B
11.77B
Gemma 3 27B
27.01B
gpt-oss-20b
20.91B
Llama 3.3 70B
70.55B
GeForce RTX 3050 8GB◯
25 tok/s
△
25 tok/s
×××
GeForce RTX 3060 Ti◯
50 tok/s
△
50 tok/s
×××
GeForce RTX 3070◯
50 tok/s
△
50 tok/s
×××
GeForce RTX 3070 Ti◯
68 tok/s
△
68 tok/s
×××
GeForce RTX 3080 10GB◯
73 tok/s
◯
60 tok/s
×××
GeForce RTX 3060 12GB◯
31 tok/s
◯
29 tok/s
△
29 tok/s
××
GeForce RTX 3080 12GB◯
71 tok/s
◯
66 tok/s
△
66 tok/s
××
GeForce RTX 3080 Ti◯
71 tok/s
◯
66 tok/s
△
66 tok/s
××
GeForce RTX 3090◯
65 tok/s
◯
47 tok/s
◯
27 tok/s
◯
170 tok/s
×
GeForce RTX 3090 Ti◯
70 tok/s
◯
51 tok/s
◯
29 tok/s
◯
180 tok/s
×

容量ごとの詳細

他のシリーズと比べる

シリーズ最上位の機種容量帯域幅動くモデル
RTX 30(このページ)GeForce RTX 3090 Ti24GB1008 GB/s158
RTX 50GeForce RTX 509032GB1792 GB/s162
RTX 40GeForce RTX 409024GB1008 GB/s158
RTX 20GeForce RTX 2060 12GB12GB336 GB/s100
RTX AdaRTX 6000 Ada48GB960 GB/s174
RTX 50 LaptopGeForce RTX 5090 Laptop24GB896 GB/s158
RTX 40 LaptopGeForce RTX 4090 Laptop16GB576 GB/s111

よくある質問

RTX 30シリーズでAI用途に選ぶならどれ?

VRAMの容量で決まります。当サイトのデータでは、GeForce RTX 3090が158モデル(その中で快適に動くのは158本)で、容量あたりの選択肢が広い位置です。GeForce RTX 3090 Tiなら158モデルまで広がります。

RTX 30で動く最大のモデルは?

GeForce RTX 3090 TiでSeed-OSS 36B(36.15B)まで4bitで動きます。

同じ型番でVRAM容量が違うことはありますか?

あります。RTX 4060 Tiは8GB版と16GB版、RTX 3080は10GB版と12GB版があり、AI用途では別物として扱う必要があります。購入時は型番の末尾の容量まで確認してください。

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