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GPT-OSS-Swallow 20B を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

gpt-oss-20bの日本語強化版。VRAM 16GBに載る

16GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 20GB実用になるいちばん安いGPU: Radeon RX 7900 XT
24GB実用になるいちばん小さいMac: M5 Pro(24GB)
131,072最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

gpt-oss-20bを土台に、Swallowチームが日本語と日英翻訳を強めた20.91BのMoEで、推論時に動くのは3.6B分です。16GBのGPUではわずかに届かない大きさで、Q4_K_Mは14.7GB、8kの文脈込みで15.8GB。実効15.5GBに0.3GB足りません。

収まるGPUで最も手頃なのはRadeon RX 7900 XT(20GB)で推定102tok/s。MacはM5 Pro(24GB)で推定59.2tok/sですが、実効16.1GBに対して残りは0.3GBです。GPUなしならRyzen AI Max+ 395(32GB)で推定32.6tok/sが出ます。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(mmnga-o/GPT-OSS-Swallow-20B-RL-v0.1-gguf) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(24層・うち12層は直近の範囲だけを見る層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
11GB0.2GB12GBVRAM 16GB〜24GB〜
3bit(IQ3_M)
メモリ優先
11GB0.2GB12GBVRAM 16GB〜24GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
12GB0.2GB13GBVRAM 16GB〜24GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
15GB0.2GB16GBVRAM 20GB〜24GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
16GB0.2GB17GBVRAM 20GB〜32GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
21GB0.2GB22GBVRAM 24GB〜36GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
21GB0.2GB22GBVRAM 24GB〜36GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

GPT-OSS-Swallow 20BはSwallow(東京科学大学・産総研)が2026年2月に公開した20.91Bのモデルです。GGUFのヘッダには24層と書かれており、総パラメータ20.91Bのうち、1トークンの生成で実際に読むのは約3.6Bです(MoE)。

メモリには全部を載せる必要がある一方、毎回読み出す量はアクティブパラメータのぶんで済むため、同じサイズのdense型より速く動きます。注意機構は混合型で、全域注意が12層、残り12層は窓128トークンのスライディングウィンドウです。コンテキストに比例して増えるのは全域注意の12層ぶん(1トークンあたり約24KB)だけで、スライディングウィンドウの12層は窓128トークンぶん(約0.0GB)で頭打ちになります。

実際の値は、8,192トークンで0.2GB、学習時の上限131,072トークンまで伸ばすと3.0GBです。

ライセンス表記: apache-2.0(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

16GBのGPUで使うなら、IQ4_XS(11.3GB)まで下げるのが現実的です。本家のgpt-oss-20bは配布ファイルがMXFP4の11.3GBだけでしたが、こちらのQ4_K_Mは14.7GBに膨らむため、同じ感覚で選ぶと溢れます。もう一つの違いは考える深さ。

本家は普段の質問をlowで回せても、Swallow版は深さを変える学習をしておらず、配布元はmediumのまま使うよう勧めています。SFT版とRL版が別々に公開されていて、DBの数字はRL版のもの。KVは全域注意12層ぶんで1トークン24KBと軽く、推奨上限の32,768トークンでも約0.75GBです。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはgpt-ossで、当サイト収録の204モデル中4本が同じ系統です。gpt-oss系。スライディングウィンドウ注意を1層おきに挟むMoEで、配布の標準形式はMXFP4です。

配布元はmmnga-o/GPT-OSS-Swallow-20B-RL-v0.1-gguf、元になったモデルはtokyotech-llm/GPT-OSS-Swallow-20B-RL-v0.1です。

得意分野は推論(段階を踏んで考える処理)、日本語の文章です。

同じSwallow(東京科学大学・産総研)のモデルでは、サイズの近いものにGemma-2-Llama-Swallow 27B(27.23B)、Qwen3-Swallow 30B-A3B(30.53B)、Gemma-2-Llama-Swallow 9B(9.24B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(15GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。このモデルは24層のうち12層がスライディングウィンドウ注意(窓128トークン)なので、長くしてもKVが伸びにくい構造です。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.1GB16GBVRAM 20GB〜24GB〜
8,192既定0.2GB16GBVRAM 20GB〜24GB〜
16,3840.4GB16GBVRAM 20GB〜24GB〜
32,7680.8GB16GBVRAM 20GB〜32GB〜
65,5361.5GB17GBVRAM 20GB〜32GB〜
131,0723.0GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約0.8GBから約0.4GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
gpt-oss-20bOpenAI12GBOpenAI初のオープンモデル。MXFP4でVRAM 16GBに載る
ERNIE 4.5 21B-A3B ThinkingBaidu14GBBaiduの推論型MoE(総21B・アクティブ3B)。Apache 2.0。VRAM 16GB / Mac 24GBから
Codestral 22BMistral AI15GBMistralのコード専用22B。VRAM 16GB / Mac 24GBから
Devstral Small 2 24BMistral AI16GBDevstral Smallの第2世代。コーディングエージェント向け。VRAM 16GB / Mac 24GBから
Magistral Small 2509Mistral AI15GBMistralの推論モデル24B。VRAM 16GB
Devstral Small 2507Mistral AI15GBコーディングエージェント向けに調整された24B。VRAM 16GB

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら53機種で20 tok/s以上、9機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(53機種)

メモリに一部を逃がせば動く(61機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(17)を見る

今のPCのまま、GPT-OSS-Swallow 20Bを動かすために足すもの

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NVMe SSD / 外付けSSD 2TB

GPT-OSS-Swallow 20Bは4bit(IQ4_XS)で11GB、8bitのQ8_0なら21GB。精度違いを3種類そろえるだけで約35GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

メモリ増設(32GB化)

GPT-OSS-Swallow 20BはMoEで、1トークンごとに動くのは3.6B分だけです。だからGPUに全部載せなくても、システムメモリ側に置いて実用速度が出ます。必要なのは16GBぶんの空きで、この型はVRAMを足すより先にメモリを増やすほうが効きます。

ローカルLLM / AIエージェント入門書

GPT-OSS-Swallow 20BのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

GPT-OSS-Swallow 20Bを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル15GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約16GBが必要です。GPU単体ならRadeon RX 7900 XT(VRAM 20GB)から実用速度で動きます。

GPT-OSS-Swallow 20BはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ24GB以上のApple Silicon(例: Apple M5 Pro(24GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(27〜32Bクラス)に必要なPC / MacかWindowsか

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