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ABEJA Qwen3 14B Agentic を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

エージェント用途と256Kの長文対応を名前に掲げた14B。4bitならVRAM 12GBに収まる

10GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 11GB実用になるいちばん安いGPU: GeForce RTX 2080 Ti
16GB実用になるいちばん小さいMac: M2 Pro(16GB)
262,144最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

ABEJAがQwen3-14Bに追加学習を重ね、計画を立ててツールを呼ぶ力と長い文脈を伸ばした版です。配布元自身が、幅広い汎用よりエージェント利用が主な想定だと断っています。4bitで8kの文脈を含めると10.4GBが要ります。RTX 2080 Ti(11GB)で推定42.5tok/s、ノートならRTX 5070 Ti Laptopから動きます。

雑談の相手を探す人には、元のQwen3 14Bのほうが素直な選択。ツール連携のエージェントを手元で組む開発者が、VRAM 12〜16GBのPCで回すためのモデルです。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(mmnga-o/ABEJA-Qwen3-14B-Agentic-256k-v0.1-gguf) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(40層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
3bit(IQ3_M)
メモリ優先
6.4GB1.3GB8.4GBVRAM 10GB〜16GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
6.8GB1.3GB8.8GBVRAM 10GB〜16GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
7.6GB1.3GB9.5GBVRAM 11GB〜16GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
8.4GB1.3GB10GBVRAM 11GB〜16GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
9.8GB1.3GB12GBVRAM 16GB〜18GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
11GB1.3GB13GBVRAM 16GB〜24GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
15GB1.3GB17GBVRAM 20GB〜32GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

ABEJA Qwen3 14B AgenticはABEJAが2026年2月に公開した14.77Bのモデルです。GGUFのヘッダには40層と書かれており、全パラメータを毎回読み出すdense型なので、生成速度はファイルサイズとメモリ帯域幅でほぼ決まります。全40層が全域注意で、KVヘッド8・head次元128。

KVキャッシュはトークン数に正比例して増えます。1トークンあたりのKVキャッシュは約160KB(fp16)で、コンテキスト長にそのまま比例します。実際の値は、8,192トークンで1.3GB、128Kトークンまで伸ばすと20GBです。

ライセンス表記: apache-2.0(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

名前にある256kは、そのまま使うとメモリが持ちません。KVは1トークン160KBで、256Kいっぱいなら40GB。Q4_K_Mの8.4GBと合わせると48GBを超え、実効48GBのMac 64GB機でも足りない計算です。現実的な線は32K(KV 5.0GB)で、合計13GB台ならVRAM 16GBのGPUに収まります。

64Kまで伸ばすとKVだけで10GB。ここからは24GB機が要ります。サンプリングはTemperature 0.6・TopP 0.95・TopK 20が推奨で、貪欲デコードは性能低下と繰り返しを招くと配布元が注意しています。ツール呼び出しの書式はアプリ側のテンプレート次第なので、Ollamaなどで組むなら関数呼び出しが通るかを最初に確かめるのが確実です。Apache 2.0なので、組み込み先の条件は緩めです。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはqwen3で、当サイト収録の204モデル中10本が同じ系統です。Qwen3系。前世代から構造が更新され、対応するツールの版数を選ぶことがあります。

配布元はmmnga-o/ABEJA-Qwen3-14B-Agentic-256k-v0.1-gguf、元になったモデルはabeja/ABEJA-Qwen3-14B-Agentic-256k-v0.1です。

得意分野は日本語の文章です。

同じABEJAのモデルでは、サイズの近いものにABEJA Qwen2.5 7B Japanese(7.62B)、ABEJA Qwen2.5 32B Japanese(32.76B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(8.4GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。全層が全域注意なので、コンテキスト長に比例してKVが増えます。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.6GB9.8GBVRAM 11GB〜16GB〜
8,192既定1.3GB10GBVRAM 11GB〜16GB〜
16,3842.5GB12GBVRAM 16GB〜18GB〜
32,7685.0GB14GBVRAM 16GB〜24GB〜
65,53610GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜
131,07220GB29GBVRAM 32GB〜48GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約5.0GBから約2.5GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
Qwen3 14BAlibaba10GBQ4ならVRAM 12GBに収まる。8Bとの差が体感できる中量級
DeepSeek-R1 Distill Qwen 14BDeepSeek11GBVRAM 12GB向け推論モデル
DeepSeek-R1 Distill Qwen 14B JapaneseCyberAgent11GBサイバーエージェントの日本語追加学習版
Qwen2.5-Coder 14BAlibaba11GBVRAM 12GB向けコードモデル
Qwen2.5 14BAlibaba11GB2024年の14B(dense型)。VRAM 11GB / Mac 16GBから
Shisa V2.1 unphi4 14BShisa.AI11GBPhi-4系を日英バイリンガルに調整した14B。VRAM 12GB

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら76機種で20 tok/s以上、21機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(76機種)

実用 8〜20 tok/s(21機種)

メモリに一部を逃がせば動く(26機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(4)を見る

今のPCのまま、ABEJA Qwen3 14B Agenticを動かすために足すもの

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NVMe SSD / 外付けSSD 2TB

ABEJA Qwen3 14B Agenticは4bit(IQ4_XS)で7.6GB、8bitのQ8_0なら15GB。精度違いを3種類そろえるだけで約23GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

GPUを1枚替える: RTX 5070(12GB)

「あと数GB足りない」を埋めるのに、PC一式を買い替える必要はありません。RTX 5070なら4bit(IQ4_XS)の10GBがVRAMに収まります。先に見るのは、今のケースに入る長さか、電源の容量と補助電源のコネクタが足りるかの2点です。

ローカルLLM / AIエージェント入門書

ABEJA Qwen3 14B AgenticのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

ABEJA Qwen3 14B Agenticを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル8.4GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約10GBが必要です。GPU単体ならGeForce RTX 2080 Ti(VRAM 11GB)から実用速度で動きます。

ABEJA Qwen3 14B AgenticはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ16GB以上のApple Silicon(例: Apple M2 Pro(16GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(27〜32Bクラス)に必要なPC / MacかWindowsか

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