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Shisa V2.1 unphi4 14B を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

Phi-4系を日英バイリンガルに調整した14B。VRAM 12GB

11GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 12GB実用になるいちばん安いGPU: GeForce RTX 3080 12GB
16GB実用になるいちばん小さいMac: M2 Pro(16GB)
16,384最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

MicrosoftのPhi-4と同じ14.66Bの構成を、Shisa.AIが日英バイリンガルに調整した版です。配布元は、このV2.1の14Bが前世代のShisa V2 70Bを日本語の評価で上回ったと書いています。動かすのに要るのは、4bitに8kの文脈を足して10.6GB。

RTX 3080 12GBに載せれば推定68tok/s、Macは16GBのM2 Proで推定16.9tok/sです。70B版を動かす設備がない人にとって、Shisa V2.1の本命はこちら。VRAM 12GBの自作機やBTOで日本語の対話を回すなら、最初に検討する1本です。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(mradermacher/shisa-v2.1-unphi4-14b-GGUF) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(40層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(Q2_K)
品質劣化大。最後の手段
5.2GB1.6GB7.4GBVRAM 8GB〜16GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
6.7GB1.6GB9.0GBVRAM 10GB〜16GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
7.5GB1.6GB9.8GBVRAM 11GB〜16GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
8.3GB1.6GB11GBVRAM 12GB〜16GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
9.7GB1.6GB12GBVRAM 16GB〜18GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
11GB1.6GB14GBVRAM 16GB〜24GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
15GB1.6GB17GBVRAM 20GB〜32GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

Shisa V2.1 unphi4 14BはShisa.AIが2025年11月に公開した14.66Bのモデルです。GGUFのヘッダには40層と書かれており、全パラメータを毎回読み出すdense型なので、生成速度はファイルサイズとメモリ帯域幅でほぼ決まります。全40層が全域注意で、KVヘッド10・head次元128。

KVキャッシュはトークン数に正比例して増えます。1トークンあたりのKVキャッシュは約200KB(fp16)で、コンテキスト長にそのまま比例します。実際の値は、8,192トークンで1.6GB、学習時の上限16,384トークンまで伸ばすと3.1GBです。

ライセンス表記: mit(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

注意したいのは文脈の上限です。配布元の表では16Kで、同じシリーズの8B(32K/128K)や70B(128K)より短い。長い議事録を丸ごと渡す使い方には向かず、分けて渡す前提になります。KVは1トークン200KB。16Kいっぱいなら8k時の10.6GBに1.6GBが足されて12.2GBとなり、実効11.5GBの12GB機では溢れる計算です。

上限まで使うならRTX 4060 Ti 16GBのような16GBクラスが安全でしょう。GPUなしではRyzen AI Max+ 395のメモリ32GB構成で推定15.8tok/s。ライセンスはMITで、Llama系の70B版より条件が軽い点も選ぶ理由になります。

同じ14BのABEJA Qwen3 14B Agenticとは狙いが別で、あちらはツールを使うエージェント向けです。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはllamaで、当サイト収録の204モデル中39本が同じ系統です。Llama系。最も広く使われているアーキテクチャで、対応していないツールを探すほうが難しい水準です。

配布元はmradermacher/shisa-v2.1-unphi4-14b-GGUF、元になったモデルはshisa-ai/shisa-v2.1-unphi4-14bです。

得意分野は日本語の文章です。

同じShisa.AIのモデルでは、サイズの近いものにShisa V2.1 Qwen3 8B(8.19B)、Shisa V2.1 Llama 3.3 70B(70.55B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(8.3GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。全層が全域注意なので、コンテキスト長に比例してKVが増えます。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.8GB9.8GBVRAM 11GB〜16GB〜
8,192既定1.6GB11GBVRAM 12GB〜16GB〜
16,3843.1GB12GBVRAM 16GB〜24GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、16,384トークンでのKVは約3.1GBから約1.6GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
Phi-4 14BMicrosoft11GB数学・推論に強い14B
ABEJA Qwen3 14B AgenticABEJA10GBエージェント用途と256Kの長文対応を名前に掲げた14B。4bitならVRAM 12GBに収まる
Qwen3 14BAlibaba10GBQ4ならVRAM 12GBに収まる。8Bとの差が体感できる中量級
DeepSeek-R1 Distill Qwen 14BDeepSeek11GBVRAM 12GB向け推論モデル
DeepSeek-R1 Distill Qwen 14B JapaneseCyberAgent11GBサイバーエージェントの日本語追加学習版
Qwen2.5-Coder 14BAlibaba11GBVRAM 12GB向けコードモデル

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら73機種で20 tok/s以上、22機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(73機種)

実用 8〜20 tok/s(22機種)

メモリに一部を逃がせば動く(28機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(4)を見る

今のPCのまま、Shisa V2.1 unphi4 14Bを動かすために足すもの

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NVMe SSD / 外付けSSD 2TB

Shisa V2.1 unphi4 14Bは4bit(IQ4_XS)で7.5GB、8bitのQ8_0なら15GB。精度違いを3種類そろえるだけで約22GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

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「あと数GB足りない」を埋めるのに、PC一式を買い替える必要はありません。RTX 5070なら4bit(IQ4_XS)の11GBがVRAMに収まります。先に見るのは、今のケースに入る長さか、電源の容量と補助電源のコネクタが足りるかの2点です。

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Shisa V2.1 unphi4 14BのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

Shisa V2.1 unphi4 14Bを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル8.3GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約11GBが必要です。GPU単体ならGeForce RTX 3080 12GB(VRAM 12GB)から実用速度で動きます。

Shisa V2.1 unphi4 14BはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ16GB以上のApple Silicon(例: Apple M2 Pro(16GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(27〜32Bクラス)に必要なPC / MacかWindowsか

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