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Llama 3.3 Swallow 70B を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

Llama 3.3 70Bの日本語強化版。Mac 64GB以上かVRAM 48GB級

44GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 48GB実用になるいちばん安いGPU: RTX 6000 Ada
64GB実用になるいちばん小さいMac: M5 Max(64GB)
131,072最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

土台はMetaのLlama 3.3 70B Instruct。そこへ日本語中心の約315Bトークンを追加で学ばせ、合成データで指示調整した70.55Bのdense型です。4bitの本体39.6GBに文脈8kぶんを積んで、必要量は43.8GB。DBで1枚に載るGPUはRTX 6000 Ada(48GB)で推定15.3tok/s、MacはM5 Max(64GB)で推定11.4tok/sと、どちらも実用の下のほう。

GPUなしのDDR5・128GB機は推定0.9tok/sで、現実的ではありません。64GB以上のMacか48GBの業務用GPUを既に持つ人のモデルです。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(mradermacher/Llama-3.3-Swallow-70B-Instruct-v0.4-i1-GGUF) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(80層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(IQ2_M)
品質劣化大。最後の手段
22GB2.5GB26GBVRAM 32GB〜48GB〜
2bit(Q2_K)
品質劣化大。最後の手段
25GB2.5GB28GBVRAM 32GB〜48GB〜
3bit(IQ3_M)
メモリ優先
30GB2.5GB34GBVRAM 48GB〜48GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
32GB2.5GB36GBVRAM 48GB〜48GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
35GB2.5GB39GBVRAM 48GB〜64GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
40GB2.5GB44GBVRAM 48GB〜64GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
47GB2.5GB51GBGPU単体では不可96GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

Llama 3.3 Swallow 70BはSwallow(東京科学大学・産総研)が2025年3月に公開した70.55Bのモデルです。GGUFのヘッダには80層と書かれており、全パラメータを毎回読み出すdense型なので、生成速度はファイルサイズとメモリ帯域幅でほぼ決まります。

全80層が全域注意で、KVヘッド8・head次元128。KVキャッシュはトークン数に正比例して増えます。1トークンあたりのKVキャッシュは約320KB(fp16)で、コンテキスト長にそのまま比例します。実際の値は、8,192トークンで2.5GB、学習時の上限131,072トークンまで伸ばすと40GBです。

ライセンス表記: llama3.3(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

dense型の70Bは、メモリを増やしても速くなりません。M5 Maxは64GBでも128GBでも帯域幅614GB/sで同じなので、推定11.4tok/sは128GB構成でもほぼ変わらない見込みです。M5 Max(64GB)の実効48GBにQ4_K_Mを置くと、会話は2万トークン強まで。

IQ4_XS(35.3GB)に下げれば3万5千トークン前後まで伸びます。KVは80層で1トークン320KBと重く、学習時上限の131,072トークンを満たすと40GB。速さを取るなら、同じSwallowのGPT-OSS-Swallow 120BがM5 Max(128GB)で推定75.2tok/sです。ライセンスはLlama 3.3の規約に従います。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはllamaで、当サイト収録の204モデル中39本が同じ系統です。Llama系。最も広く使われているアーキテクチャで、対応していないツールを探すほうが難しい水準です。

配布元はmradermacher/Llama-3.3-Swallow-70B-Instruct-v0.4-i1-GGUF、元になったモデルはtokyotech-llm/Llama-3.3-Swallow-70B-Instruct-v0.4です。

得意分野は日本語の文章です。

同じSwallow(東京科学大学・産総研)のモデルでは、サイズの近いものにQwen3-Swallow 30B-A3B(30.53B)、Gemma-2-Llama-Swallow 27B(27.23B)、GPT-OSS-Swallow 120B(116.83B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(40GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。全層が全域注意なので、コンテキスト長に比例してKVが増えます。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0961.3GB43GBVRAM 48GB〜64GB〜
8,192既定2.5GB44GBVRAM 48GB〜64GB〜
16,3845.0GB46GBVRAM 48GB〜64GB〜
32,76810GB51GBGPU単体では不可96GB〜
65,53620GB61GBGPU単体では不可96GB〜
131,07240GB81GBGPU単体では不可128GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約10GBから約5.0GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
Shisa V2.1 Llama 3.3 70BShisa.AI44GB日英バイリンガルに調整した70B。Mac 64GB以上かVRAM 48GB級
DeepSeek-R1 Distill Llama 70BDeepSeek44GBR1をLlama 70Bに蒸留した推論型。VRAM 48GB / Mac 64GBから
Llama 3.3 70BMeta44GB70Bのdense型。VRAM 48GB以上かMac 64GB以上
Llama 3 Youko 70Brinna44GBrinnaの日本語70B。VRAM 48GB / Mac 64GBから
Llama 3.1 70BMeta44GBLlama 3.3 70Bの前の世代の70B(dense型)。VRAM 48GB / Mac 64GBから
Llama 3.1 70B JapaneseCyberAgent44GBサイバーエージェントがLlama 3.1 70Bに日本語を追加学習。VRAM 48GB / Mac 64GBから

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら0機種で20 tok/s以上、16機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(0機種)

  • なし

実用 8〜20 tok/s(16機種)

遅い 動くが遅い(9機種)

メモリに一部を逃がせば動く(6機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(110)を見る

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Llama 3.3 Swallow 70Bは4bit(IQ4_XS)で35GB。精度違いを3種類そろえるだけで約107GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

メモリ増設(32GB化)

VRAMに載りきらない分は、システムメモリに逃がして動かせます(CPUオフロード)。Llama 3.3 Swallow 70Bは44GB要るので、VRAM 12GBのカードなら約32GBをメモリ側で受ける計算です。この容量になるとメモリ64GB以上が前提で、速度もメモリ帯域で決まります。

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Llama 3.3 Swallow 70BのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

Llama 3.3 Swallow 70Bを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル40GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約44GBが必要です。GPU単体ならRTX 6000 Ada(VRAM 48GB)から実用速度で動きます。

Llama 3.3 Swallow 70BはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ64GB以上のApple Silicon(例: Apple M5 Max(64GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(70B〜120B MoE)に必要なPC / MacかWindowsか

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