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Llama 3.1 70B Japanese を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

サイバーエージェントがLlama 3.1 70Bに日本語を追加学習。VRAM 48GB / Mac 64GBから

44GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 48GB実用になるいちばん安いGPU: RTX 6000 Ada
64GB実用になるいちばん小さいMac: M5 Max(64GB)
131,072最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

サイバーエージェントが2024年7月、Llama 3.1 70Bと同じ月に日本語で追加学習して出した版です。4bitに8kの文脈を足して43.8GBが要り、RTX 6000 Ada(48GB)で推定15.3tok/s、M5 Max(64GB)で11.4tok/s。

この数字はLlama 3.3 Swallow 70BやrinnaのLlama 3 Youko 70Bと1つ残らず同じで、表だけ見ても区別がつきません。分かれるのは土台です。Youko 70Bが文脈8,192トークンのLlama 3なのに対し、こちらは131,072トークンまで学習したLlama 3.1。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(mmnga/Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407-gguf) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(80層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(IQ2_M)
品質劣化大。最後の手段
22GB2.5GB26GBVRAM 32GB〜48GB〜
2bit(Q2_K)
品質劣化大。最後の手段
25GB2.5GB28GBVRAM 32GB〜48GB〜
3bit(IQ3_M)
メモリ優先
30GB2.5GB34GBVRAM 48GB〜48GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
32GB2.5GB36GBVRAM 48GB〜48GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
35GB2.5GB39GBVRAM 48GB〜64GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
40GB2.5GB44GBVRAM 48GB〜64GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

Llama 3.1 70B JapaneseはCyberAgentが2024年7月に公開した70.55Bのモデルです。GGUFのヘッダには80層と書かれており、全パラメータを毎回読み出すdense型なので、生成速度はファイルサイズとメモリ帯域幅でほぼ決まります。

全80層が全域注意で、KVヘッド8・head次元128。KVキャッシュはトークン数に正比例して増えます。1トークンあたりのKVキャッシュは約320KB(fp16)で、コンテキスト長にそのまま比例します。実際の値は、8,192トークンで2.5GB、学習時の上限131,072トークンまで伸ばすと40GBです。

ライセンス表記: llama3.1(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

Youko 70Bと同じ機材で、こちらだけができるのが長文です。学習時上限は131,072トークンで、KVは1トークン320KB。上限まで埋めると40GBになり、Q4_K_M(39.6GB)と合わせて80GB前後。当サイトの収録機で使い切れるのは実効96GBのM5 Max(128GB)以上です。

M5 Max(64GB)の実効48GBでは、8kの文脈込みの43.8GBを引いた残り4.2GBがKVの余白で、文脈は2万1千トークン前後が限度。RTX 6000 Ada(実効47.5GB)もほぼ同じ線です。量子化はQ4_K_Mが最大で、Q5以上は配られていません。

imatrixの作成にTFMCの日本語データを使った変換版で、ライセンスはLlama 3.1のMeta独自条件。同じ社で軽いのはMistral Nemo Japanese 12B(8.9GB)です。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはllamaで、当サイト収録の204モデル中39本が同じ系統です。Llama系。最も広く使われているアーキテクチャで、対応していないツールを探すほうが難しい水準です。

配布元はmmnga/Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407-ggufです。

得意分野は日本語の文章です。

同じCyberAgentのモデルでは、サイズの近いものにDeepSeek-R1 Distill Qwen 32B Japanese(32.76B)、DeepSeek-R1 Distill Qwen 14B Japanese(14.77B)、Mistral Nemo Japanese 12B(12.25B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(40GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。全層が全域注意なので、コンテキスト長に比例してKVが増えます。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0961.3GB43GBVRAM 48GB〜64GB〜
8,192既定2.5GB44GBVRAM 48GB〜64GB〜
16,3845.0GB46GBVRAM 48GB〜64GB〜
32,76810GB51GBGPU単体では不可96GB〜
65,53620GB61GBGPU単体では不可96GB〜
131,07240GB81GBGPU単体では不可128GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約10GBから約5.0GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
Shisa V2.1 Llama 3.3 70BShisa.AI44GB日英バイリンガルに調整した70B。Mac 64GB以上かVRAM 48GB級
Llama 3.3 Swallow 70BSwallow(東京科学大学・産総研)44GBLlama 3.3 70Bの日本語強化版。Mac 64GB以上かVRAM 48GB級
DeepSeek-R1 Distill Llama 70BDeepSeek44GBR1をLlama 70Bに蒸留した推論型。VRAM 48GB / Mac 64GBから
Llama 3.3 70BMeta44GB70Bのdense型。VRAM 48GB以上かMac 64GB以上
Llama 3 Youko 70Brinna44GBrinnaの日本語70B。VRAM 48GB / Mac 64GBから
Llama 3.1 70BMeta44GBLlama 3.3 70Bの前の世代の70B(dense型)。VRAM 48GB / Mac 64GBから

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら0機種で20 tok/s以上、16機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(0機種)

  • なし

実用 8〜20 tok/s(16機種)

遅い 動くが遅い(9機種)

メモリに一部を逃がせば動く(6機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(110)を見る

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Llama 3.1 70B Japaneseは4bit(IQ4_XS)で35GB。精度違いを3種類そろえるだけで約107GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

メモリ増設(32GB化)

VRAMに載りきらない分は、システムメモリに逃がして動かせます(CPUオフロード)。Llama 3.1 70B Japaneseは44GB要るので、VRAM 12GBのカードなら約32GBをメモリ側で受ける計算です。この容量になるとメモリ64GB以上が前提で、速度もメモリ帯域で決まります。

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Llama 3.1 70B JapaneseのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

Llama 3.1 70B Japaneseを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル40GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約44GBが必要です。GPU単体ならRTX 6000 Ada(VRAM 48GB)から実用速度で動きます。

Llama 3.1 70B JapaneseはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ64GB以上のApple Silicon(例: Apple M5 Max(64GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(70B〜120B MoE)に必要なPC / MacかWindowsか

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