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Laguna S 2.1 118B-A8B を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

エージェント型コーディング向けの118BのMoE(アクティブ8B)。Mac 96GB以上が対象

71GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
ユニファイドメモリ向けGPU1枚のVRAMでは足りない
96GB実用になるいちばん小さいMac: M5 Ultra(96GB)
262,144最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

poolsideのLagunaシリーズで、XS(33B-A3B)とM.1(225B-A23B)の間に置かれた118BのMoEです。1トークンで動くのは8B。用途はエージェント型のコーディングで、ツール呼び出しの合間に思考を挟みます。4bitの本体68.1GBに8kトークンの文脈を足すと72.1GB。

単体GPUで収まる機種はなく、Apple M5 Max(128GB)で推定51.9tok/s、GPUなしのRyzen AI Max+ 395(128GB)では15.9tok/sまで落ちます。ライセンスはOpenMDW-1.1。XSでは足りない128GB機の人向けです。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(unsloth/Laguna-S-2.1-GGUF) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(48層・うち36層は直近の範囲だけを見る層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(IQ2_M)
品質劣化大。最後の手段
35GB0.4GB37GBVRAM 48GB〜64GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
50GB0.4GB53GBGPU単体では不可96GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
54GB0.4GB56GBGPU単体では不可96GB〜
4bit(MXFP4 MoE)
MoE専用のMXFP4
66GB0.4GB69GBGPU単体では不可96GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
68GB0.4GB71GBGPU単体では不可96GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
82GB0.4GB85GBGPU単体では不可128GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
91GB0.4GB95GBGPU単体では不可128GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
116GB0.4GB121GBGPU単体では不可192GB〜
16bit(BF16)
元精度
219GB0.4GB227GBGPU単体では不可512GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

Laguna S 2.1 118B-A8Bはpoolsideが2026年7月に公開した117.56Bのモデルです。GGUFのヘッダには48層と書かれており、総パラメータ117.56Bのうち、1トークンの生成で実際に読むのは約8Bです(MoE)。メモリには全部を載せる必要がある一方、毎回読み出す量はアクティブパラメータのぶんで済むため、同じサイズのdense型より速く動きます。

注意機構は混合型で、全域注意が12層、残り36層は窓512トークンのスライディングウィンドウです。コンテキストに比例して増えるのは全域注意の12層ぶん(1トークンあたり約48KB)だけで、スライディングウィンドウの36層は窓512トークンぶん(約0.1GB)で頭打ちになります。

実際の値は、8,192トークンで0.4GB、128Kトークンまで伸ばすと6.1GBです。

ライセンス表記: openmdw-1.1(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

llama.cppで動かすなら、配布元はpoolsideのフォークのlagunaブランチを指定しています。本家への取り込みはレビュー中と書かれていて、手持ちの版で読めないときの原因はここ。Ollamaにはq4_K_M・q8_0などのタグで登録済みです。思考はenable_thinkingで要求ごとに切り替え、コード作業では有効にして前の思考を履歴に残すのが配布元の推奨。

48層のうち全域注意は12層、残り36層は窓512の局所注意なので、文脈を伸ばしたときに増えるKVは全域の12層ぶんに限られます。128GB Macの実効96GBから72.1GBを引くと約24GBが空きます。Ryzen AI Max+ 395(128GB)は実効85.8GBで、Q4_K_Mは収まるものの余白は14GB弱です。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはlagunaで、当サイト収録の204モデル中2本が同じ系統です。ツール側の対応状況は、使う前に確認しておくと確実です。

配布元はunsloth/Laguna-S-2.1-GGUF、元になったモデルはpoolside/Laguna-S-2.1です。

得意分野はコードを書く作業です。

同じpoolsideのモデルでは、サイズの近いものにLaguna XS 2.1 33B-A3B(33.44B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(68GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。このモデルは48層のうち36層がスライディングウィンドウ注意(窓512トークン)なので、長くしてもKVが伸びにくい構造です。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.3GB71GBGPU単体では不可96GB〜
8,192既定0.4GB71GBGPU単体では不可96GB〜
16,3840.8GB71GBGPU単体では不可96GB〜
32,7681.6GB72GBGPU単体では不可128GB〜
65,5363.1GB74GBGPU単体では不可128GB〜
131,0726.1GB77GBGPU単体では不可128GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約1.6GBから約0.8GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
GPT-OSS-Swallow 120BSwallow(東京科学大学・産総研)85GBgpt-oss-120bに日本語を追加学習したMoE。Mac 96GB以上向け
gpt-oss-120bOpenAI62GBメモリ64GB以上のMac/Strix Haloで現実的
Mistral Small 4 119BMistral AI72GB総119B・アクティブ6.5BのMoE。Apache 2.0。Mac 96GB以上が対象
Qwen3.5 122B-A10BAlibaba74GBメモリ96〜128GB級向け
Command A 111BCohere66GBCohereの111B(dense型)。研究用途向けライセンス(CC BY-NC)。Mac 96GB以上が対象
GLM-4.5-Air 106B-A12BZ.ai72GBメモリ64GB以上向けの高性能MoE

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら14機種で20 tok/s以上、1機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(14機種)

実用 8〜20 tok/s(1機種)

メモリに一部を逃がせば動く(0機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

  • なし
動かない機種(126)を見る

今のPCのまま、Laguna S 2.1 118B-A8Bを動かすために足すもの

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Laguna S 2.1 118B-A8Bは4bit(IQ4_XS)で54GB、8bitのQ8_0なら116GB。精度違いを3種類そろえるだけで約170GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

メモリ増設(32GB化)

Laguna S 2.1 118B-A8BはMoEで、1トークンごとに動くのは8B分だけです。だからGPUに全部載せなくても、システムメモリ側に置いて実用速度が出ます。必要なのは71GBぶんの空きで、この型はVRAMを足すより先にメモリを増やすほうが効きます。

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Laguna S 2.1 118B-A8BのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

Laguna S 2.1 118B-A8Bを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル68GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約71GBが必要です。GPU単体のVRAMには載らず、Macのユニファイドメモリか複数GPUが必要です。

Laguna S 2.1 118B-A8BはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ96GB以上のApple Silicon(例: Apple M5 Ultra(96GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(70B〜120B MoE)に必要なPC / MacかWindowsか

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