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North Mini Code 1.0 を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

コード用途を名前に掲げた30BのMoE。Apache 2.0。メモリ32GB級から

19GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 20GB実用になるいちばん安いGPU: Radeon RX 7900 XT
32GB実用になるいちばん小さいMac: M2 Max(32GB)
256,000最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

Cohereが研究用に公開した、コード生成とエージェント型のソフトウェア開発、ターミナル作業に絞った30BのMoEです。総30.48Bのうち動くのは3B、入力は文章のみで、Apache 2.0のもとで公開されました。Q4_K_M(17.9GB)に8kの文脈を足すと19.4GBで、20GBのRadeon RX 7900 XTに収まり推定133.9tok/s。

24GBのMacでもIQ4_XS(15.6GB)なら収まり、M4 Pro(24GB)で推定75tok/sです。20GB級GPUか24GB以上のMacで、コーディングエージェントを手元に置きたい人の候補。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(unsloth/North-Mini-Code-1.0-GGUF) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(49層・うち36層は直近の範囲だけを見る層)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(IQ2_M)
品質劣化大。最後の手段
9.2GB0.5GB10GBVRAM 11GB〜16GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
13GB0.5GB15GBVRAM 16GB〜24GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
14GB0.5GB16GBVRAM 20GB〜24GB〜
4bit(MXFP4 MoE)
MoE専用のMXFP4
17GB0.5GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
18GB0.5GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
21GB0.5GB23GBVRAM 24GB〜36GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
24GB0.5GB25GBVRAM 32GB〜48GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
30GB0.5GB32GBVRAM 48GB〜48GB〜
16bit(BF16)
元精度
57GB0.5GB60GBGPU単体では不可96GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

North Mini Code 1.0はCohere Labsが2026年6月に公開した30.48Bのモデルです。GGUFのヘッダには49層と書かれており、総パラメータ30.48Bのうち、1トークンの生成で実際に読むのは約3Bです(MoE)。メモリには全部を載せる必要がある一方、毎回読み出す量はアクティブパラメータのぶんで済むため、同じサイズのdense型より速く動きます。

注意機構は混合型で、全域注意が13層、残り36層は窓4,096トークンのスライディングウィンドウです。コンテキストに比例して増えるのは全域注意の13層ぶん(1トークンあたり約26KB)だけで、スライディングウィンドウの36層は窓4,096トークンぶん(約0.3GB)で頭打ちになります。

実際の値は、8,192トークンで0.5GB、128Kトークンまで伸ばすと3.5GBです。

ライセンス表記: apache-2.0(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

新しい構造のため、配布元は当面vLLMもOpenCodeもmain版を使い、応答の解析にはCohereのmelodyライブラリを入れるよう案内しています。GGUFで動かす場合も、ツールは新しい版から。思考を挟みながらツールを呼ぶ形式で、生成した思考の内容を次の手順の履歴にも残すと性能が出るとされます。

ここを削るエージェント設定では本来の動きになりません。配布元の説明で文脈は256K、出力は64Kまで。KVは全域注意13層ぶんの1トークン26KBで、64Kなら約1.6GB、256Kでは約6.3GBが上乗せです。RX 7900 XTは余白0.1GBで、CUDAではなくROCmかVulkanで動かす前提。

長いリポジトリを読ませるならRTX 5090級が確実です。比べる相手はアクティブ3B前後のQwen3-Coder 30B-A3B。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはcohere2moeで、当サイト収録の204モデル中1本が同じ系統です。ツール側の対応状況は、使う前に確認しておくと確実です。

配布元はunsloth/North-Mini-Code-1.0-GGUF、元になったモデルはCohereLabs/North-Mini-Code-1.0です。

得意分野はコードを書く作業です。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(18GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。このモデルは49層のうち36層がスライディングウィンドウ注意(窓4,096トークン)なので、長くしてもKVが伸びにくい構造です。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.4GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜
8,192既定0.5GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜
16,3840.7GB20GBVRAM 24GB〜32GB〜
32,7681.1GB20GBVRAM 24GB〜32GB〜
65,5361.9GB21GBVRAM 24GB〜32GB〜
131,0723.5GB22GBVRAM 24GB〜36GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約1.1GBから約0.5GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
Qwen3-Swallow 30B-A3BSwallow(東京科学大学・産総研)19GBQwen3 30B-A3Bに日本語を追加学習したMoE。VRAM 20GB級のGPUやMac 32GBで速い
Qwen3-VL 30B-A3BAlibaba19GB画像を読めるQwen3のMoE(アクティブ3B級)。VRAM 20GB / Mac 32GBから
Qwen3 30B-A3BAlibaba19GBMoE型で、メモリさえ足りれば速い。Macやメモリ多めのPC向き
Qwen3-Coder 30B-A3BAlibaba19GBローカルのコード補助の定番MoE
Gemma 4 31BGoogle19GB2026年のGoogle製で、dense型の上位。VRAM 24GB向け
GLM-4.7-Flash 30B-A3BZ.ai19GBMLA採用でKVキャッシュが小さい軽量MoE

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら51機種で20 tok/s以上、5機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(51機種)

メモリに一部を逃がせば動く(61機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(23)を見る

今のPCのまま、North Mini Code 1.0を動かすために足すもの

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NVMe SSD / 外付けSSD 2TB

North Mini Code 1.0は4bit(IQ4_XS)で14GB、8bitのQ8_0なら30GB。精度違いを3種類そろえるだけで約45GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

メモリ増設(32GB化)

North Mini Code 1.0はMoEで、1トークンごとに動くのは3B分だけです。だからGPUに全部載せなくても、システムメモリ側に置いて実用速度が出ます。必要なのは19GBぶんの空きで、この型はVRAMを足すより先にメモリを増やすほうが効きます。

ローカルLLM / AIエージェント入門書

North Mini Code 1.0のようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

North Mini Code 1.0を動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル18GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約19GBが必要です。GPU単体ならRadeon RX 7900 XT(VRAM 20GB)から実用速度で動きます。

North Mini Code 1.0はMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ32GB以上のApple Silicon(例: Apple M2 Max(32GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(27〜32Bクラス)に必要なPC / MacかWindowsか

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