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Ornith 1.0 9B を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

9Bのdense型でMITライセンス。VRAM 8GB / Mac 16GBで動く小型

6.2GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 8GB実用になるいちばん安いGPU: GeForce RTX 3070 Ti
16GB実用になるいちばん小さいMac: M2 Pro(16GB)
262,144最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

ターミナルで動くコーディングエージェント向けに鍛えたOrnith 1.0シリーズの最小モデルで、上には31B・35B・397Bが控えます。Qwen3.5系の構造を持つdense型の8.95Bで、ライセンスはMIT。Q4_K_Mは5.3GB、8kの文脈込みで6.2GBです。

推定速度はRTX 3070 Ti(8GB)が75.5tok/s、M2 Pro(16GB)が28.2tok/s。8GB級のGPUや16GBのMacしかなくても、コードを書かせるエージェントを手元で試せる大きさです。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(unsloth/Ornith-1.0-9B-GGUF) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(32層・文脈全体を見る層は8層だけ)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(IQ2_M)
品質劣化大。最後の手段
3.6GB0.3GB4.5GBVRAM 6GB〜8GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
4.4GB0.3GB5.3GBVRAM 6GB〜8GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
4.9GB0.3GB5.8GBVRAM 8GB〜16GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
5.3GB0.3GB6.2GBVRAM 8GB〜16GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
6.1GB0.3GB7.0GBVRAM 8GB〜16GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
7.0GB0.3GB7.9GBVRAM 10GB〜16GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
8.9GB0.3GB9.9GBVRAM 11GB〜16GB〜
16bit(BF16)
元精度
17GB0.3GB18GBVRAM 20GB〜32GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

Ornith 1.0 9Bはdeepreinforce-aiが2026年7月に公開した8.95Bのモデルです。GGUFのヘッダには32層と書かれており、全パラメータを毎回読み出すdense型なので、生成速度はファイルサイズとメモリ帯域幅でほぼ決まります。32層のうち注意機構でKVキャッシュを持つのは8層だけで、残り24層は線形注意やSSMなどKVを持たない層です。

KVヘッド4・head次元256で、同じ層数の一般的なモデルよりKVキャッシュが小さく済みます。1トークンあたりのKVキャッシュは約32KB(fp16)で、コンテキスト長にそのまま比例します。実際の値は、8,192トークンで0.3GB、128Kトークンまで伸ばすと4.0GBです。

ライセンス表記: mit(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

推論モデルなので、既定では答えの前に<think>のブロックが出ます。エージェントが1ステップ進むごとに考える分のトークンが増えるため、Ryzen AI 300(16GB)の推定12.3tok/sでは待ち時間が積み重なりがち。コードの作業を回すなら、GPUかMacで使いたいモデルです。

配布元の推奨はtemperature 0.6、top_p 0.95、top_k 20。KVを持つのは32層中8層で、1トークン32KB。VRAM 8GBの実効7.5GBなら、8kの文脈込みの6.2GBを引いた残り1.3GBで4万トークンほど文脈を足せます。リポジトリを丸ごと読ませるには足りません。

上限の262,144トークンを使い切ると、KVだけで約8GB。汎用の会話まで含めて選ぶなら、同じ8.95BのQwen3.5 9Bが比較相手です。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはqwen35で、当サイト収録の204モデル中18本が同じ系統です。ツール側の対応状況は、使う前に確認しておくと確実です。

配布元はunsloth/Ornith-1.0-9B-GGUF、元になったモデルはdeepreinforce-ai/Ornith-1.0-9Bです。

同じdeepreinforce-aiのモデルでは、サイズの近いものにOrnith 1.0 35B-A3B(34.66B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(5.3GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。全域注意が8層だけのハイブリッド構成なので、長文でもKVの増え方が緩やかです。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.1GB6.1GBVRAM 8GB〜16GB〜
8,192既定0.3GB6.2GBVRAM 8GB〜16GB〜
16,3840.5GB6.5GBVRAM 8GB〜16GB〜
32,7681.0GB7.0GBVRAM 8GB〜16GB〜
65,5362.0GB8.0GBVRAM 10GB〜16GB〜
131,0724.0GB10.0GBVRAM 11GB〜16GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約1.0GBから約0.5GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
MiMo-V2.6-Distill-Qwen-9BXiaomi6.4GBXiaomiがQwen3.5 9Bを自社MiMoの出力で追加学習したエージェント向け9B。MIT。4bitならVRAM 8GB / Mac 16GBから
Ornith 1.5 9Bornith-ai6.4GBOrnith 1.5の9B(dense型)。MIT。4bitならVRAM 8GBに収まり、GPUなしのメモリ16GBでも動く
UI-Mate 9BTencent6.4GB画面・UIの理解を名前に掲げた9B。ブラウザ操作エージェント向け。VRAM 8GBで動く
UI-Venus-2 9BinclusionAI6.4GBスマホ・ブラウザ・デスクトップの画面を操作するGUIエージェント9B。Apache 2.0。GPUなしのメモリ16GBのPCでも動く
Fara1.5 9BMicrosoft6.4GBFara1.5のブラウザ操作エージェント9B。MIT。GPUなしのメモリ16GBのPCでも動く
Qwen3.5 9BAlibaba6.2GB2026年の8Bクラスの本命。4bitならVRAM 8GBに収まり、画像も読める

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Ornith 1.0 9Bは4bit(IQ4_XS)で4.9GB、8bitのQ8_0なら8.9GB。精度違いを3種類そろえるだけで約15GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

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よくある質問

Ornith 1.0 9Bを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル5.3GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約6.2GBが必要です。GPU単体ならGeForce RTX 3070 Ti(VRAM 8GB)から実用速度で動きます。

Ornith 1.0 9BはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ16GB以上のApple Silicon(例: Apple M2 Pro(16GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(8Bクラス)に必要なPC / MacかWindowsか

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