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AREX-2 27B を動かすPCスペック(必要VRAM・メモリ・速度の目安)

答えを出し、点数やエラーを読んで作り直す周回を重ねる前提で鍛えたBAAIの27B。Apache 2.0。VRAM 20GB / Mac 32GBから

18GB4bitで動かすのに要るメモリ(会話8,192トークン分込み)
VRAM 20GB実用になるいちばん安いGPU: Radeon RX 7900 XT
32GB実用になるいちばん小さいMac: M2 Max(32GB)
262,144最大コンテキスト(学習時)

編集部の見立て

BAAI(北京智源)の27Bで、答えを出したら点数やエラー、実行時間を読んでどこを直すか考え、作り直す。この周回を何度も重ねる前提で鍛えたモデルです。学習は機械学習とアルゴリズムの課題が中心で、調べものにも役立つと配布元は書いています。4bitに8kの履歴を足して17.5GB。

VRAM 20GBのRadeon RX 7900 XTで推定27.5tok/s、Apple M2 Max(32GB)は17.1tok/sです。周回を重ねるほど待ち時間も積み上がるので、20GB以上のGPUを持つ人向け。

量子化別の必要メモリ

ファイルサイズは Hugging Face(bartowski/BAAI_AREX-2-GGUF) に置かれている実際のファイルサイズです。KVキャッシュ(会話の作業メモリ)は8,192トークン・fp16として、モデルの構造(64層・文脈全体を見る層は16層だけ)から計算しています。必要メモリの合計には計算用のバッファも含めています。

量子化ファイルKVキャッシュ(8k)必要合計GPUならMacなら
2bit(IQ2_M)
品質劣化大。最後の手段
9.6GB0.5GB11GBVRAM 12GB〜18GB〜
2bit(Q2_K)
品質劣化大。最後の手段
9.9GB0.5GB11GBVRAM 12GB〜18GB〜
3bit(Q3_K_M)
メモリ優先
12GB0.5GB14GBVRAM 16GB〜24GB〜
3bit(IQ3_M)
メモリ優先
14GB0.5GB15GBVRAM 16GB〜24GB〜
4bit(IQ4_XS)
Q4_K_Mより一回り小さい
14GB0.5GB16GBVRAM 20GB〜24GB〜
4bit(Q4_K_M)
標準。迷ったらこれ
16GB0.5GB18GBVRAM 20GB〜32GB〜
5bit(Q5_K_M)
品質重視
19GB0.5GB21GBVRAM 24GB〜32GB〜
6bit(Q6_K)
ほぼ無劣化
22GB0.5GB24GBVRAM 32GB〜36GB〜
8bit(Q8_0)
無劣化に近い
27GB0.5GB28GBVRAM 32GB〜48GB〜
16bit(BF16)
元精度
50GB0.5GB53GBGPU単体では不可96GB〜

モデルの構造と、必要メモリの増え方

AREX-2 27BはBAAI(北京智源)が2026年9月に公開した26.9Bのモデルです。GGUFのヘッダには64層と書かれており、全パラメータを毎回読み出すdense型なので、生成速度はファイルサイズとメモリ帯域幅でほぼ決まります。64層のうち注意機構でKVキャッシュを持つのは16層だけで、残り48層は線形注意やSSMなどKVを持たない層です。

KVヘッド4・head次元256で、同じ層数の一般的なモデルよりKVキャッシュが小さく済みます。1トークンあたりのKVキャッシュは約64KB(fp16)で、コンテキスト長にそのまま比例します。実際の値は、8,192トークンで0.5GB、128Kトークンまで伸ばすと8.0GBです。

ライセンス表記: apache-2.0(層数と窓の大きさはGGUFヘッダから取得)

このモデルを実際に使うなら

一問一答のチャットでは持ち味が出ません。コードを実行して点数を返す仕組みと組み、結果を読ませて次の版を書かせる。このループを自分で用意するのが前提です。土台はQwen3.8 27Bで画像も読めますが、画像を渡すには同じリポジトリのmmprojファイルが別に要ります。

KVを持つ層は全64層のうち16層だけで、履歴は1トークンにつき64KBずつ増えます。周回のたびにログが積まれ、65,536トークンなら約4GBの上乗せです。M2 Max(32GB)の実効21.4GBでは残りが約4GBしかなく、長い周回は窮屈。24GBのGPUか48GBのMacが楽です。

同じBAAIのAREX-Turbo 4Bは検索を繰り返す調査用、同じ27BのFara1.5 27Bはブラウザ操作用で、やらせる仕事が違います。

このモデルの系統

GGUFヘッダに書かれたアーキテクチャはqwen35で、当サイト収録の204モデル中18本が同じ系統です。ツール側の対応状況は、使う前に確認しておくと確実です。

配布元はbartowski/BAAI_AREX-2-GGUF、元になったモデルはBAAI/AREX-2です。

得意分野はコードを書く作業、推論(段階を踏んで考える処理)、画像を含む文書の読み取りです。

同じBAAI(北京智源)のモデルでは、サイズの近いものにAREX-Turbo 4B(4.21B)があります。

コンテキスト長を伸ばすと必要メモリはどう増えるか

長い文書を渡す、会話を続ける、コードベース全体を読ませる。こうした使い方ではコンテキスト長を伸ばしますが、その分KVキャッシュがメモリを食います。4bit(Q4_K_M)(16GB)を前提に、コンテキスト長ごとの必要メモリを計算しました。全域注意が16層だけのハイブリッド構成なので、長文でもKVの増え方が緩やかです。

コンテキストKVキャッシュ必要合計必要なGPU必要なMac
4,0960.3GB17GBVRAM 20GB〜32GB〜
8,192既定0.5GB18GBVRAM 20GB〜32GB〜
16,3841.0GB18GBVRAM 20GB〜32GB〜
32,7682.0GB19GBVRAM 20GB〜32GB〜
65,5364.0GB21GBVRAM 24GB〜32GB〜
131,0728.0GB25GBVRAM 32GB〜48GB〜

KVキャッシュをq8_0に量子化すると、32,768トークンでのKVは約2.0GBから約1.0GBに減ります(品質はわずかに落ちます)。

同じサイズ帯の他のモデル

モデル開発元4bitで必要一言
UI-Mate 27BTencent18GBUI-Mateの上位27B。VRAM 24GB / Mac 48GB向け
Fara1.5 27BMicrosoft18GBMicrosoft Researchのブラウザ操作エージェント用27B。画面のスクリーンショットを見て操作する。MIT。VRAM 20GB / Mac 24GBから
Qwen3.6 27BAlibaba17GBQwen3.5 27Bの改良版。VRAM 24GB向けのdense型では最新
Qwen3.5 27BAlibaba17GB2026年の主力となるdense型。VRAM 24GBならQ4〜Q5で動く
Gemma 3 27BGoogle17GBVRAM 24GB向け。日本語品質は最上位クラス
Gemma-2-Llama-Swallow 27BSwallow(東京科学大学・産総研)19GBGemma 2 27Bの日本語強化版。VRAM 24GB向け

4bit(Q4_K_M)が動く機種と推定速度

4bit(Q4_K_M)なら26機種で20 tok/s以上、20機種で8〜20 tok/s(テキスト生成の推定・計算方法)。

快適 20 tok/s以上(26機種)

実用 8〜20 tok/s(20機種)

メモリに一部を逃がせば動く(61機種・CPUオフロード、PCのメモリ32GB想定)

動かない機種(23)を見る

今のPCのまま、AREX-2 27Bを動かすために足すもの

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NVMe SSD / 外付けSSD 2TB

AREX-2 27Bは4bit(IQ4_XS)で14GB、8bitのQ8_0なら27GB。精度違いを3種類そろえるだけで約40GB使います。何本か試すうちに、まず内蔵SSDが先に埋まります。Macは内蔵を増設できないので外付けが前提です。

メモリ増設(32GB化)

VRAMに載りきらない分は、システムメモリに逃がして動かせます(CPUオフロード)。AREX-2 27Bは18GB要るので、VRAM 12GBのカードなら約6.0GBをメモリ側で受ける計算です。メモリ16GBのままだとOSとブラウザで詰まるので、32GBが下限。

GPUを1枚替える: RTX 5090(32GB)

「あと数GB足りない」を埋めるのに、PC一式を買い替える必要はありません。RTX 5090なら4bit(IQ4_XS)の18GBがVRAMに収まります。先に見るのは、今のケースに入る長さか、電源の容量と補助電源のコネクタが足りるかの2点です。

ローカルLLM / AIエージェント入門書

AREX-2 27BのようなGGUF版のモデルを落として動かす手順、量子化の選び方、Ollama と LM Studio の使い分けは、一冊まとまったものを手元に置くと早い。

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よくある質問

AREX-2 27Bを動かすのに必要なVRAMは?

4bit量子化(4bit(Q4_K_M))でファイル16GB、8,192トークンのKVキャッシュを含めて約18GBが必要です。GPU単体ならRadeon RX 7900 XT(VRAM 20GB)から実用速度で動きます。

AREX-2 27BはMacで動く?

動きます。ユニファイドメモリ32GB以上のApple Silicon(例: Apple M2 Max(32GB))なら、4bit量子化で実用的な速さが出ます。

このクラスの選び方: ローカルLLM(27〜32Bクラス)に必要なPC / MacかWindowsか

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